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【東電批判の最前線】SNS経由で個人宛ての脅迫も

原発事故への責任追及が東京電力社員に集中している。「事故の責任を取れ」というが、一社員にとってはどうしようもない。それでも脅迫やイジメは続く。そもそも、原発に関わってこなかった人がほとんどの職場。そんな現場の声をリポートした。 ◆脅迫は日常茶飯事 東京電力,脅迫 東電批判の最前線に立っているのは、窓口業務と24時間受け付けの電話オペレーター。 「脅迫電話は日常茶飯事」と語るのは東電子会社で電話オペレーターを務めるGさん。 「『事故の責任を取れ』と、同じ人から一日に10回も20回も電話がかかってきました。原発の危険性について滔々と話されたり、夜中に『今からそこに行くから』などと脅されることも。関係者なのか、なぜか社員の自宅の場所を知っている人がいて、名指しで脅されたりもしました」 「電力料金滞納の人に支払いをお願いしたら、原発事故を理由に支払いを拒否する人が急増しました。『原発事故の責任を取るまで払わない』と言うのです」(都内の営業所に勤務するHさん)  さらに、脅迫はネット上でも行われているという。 「会社にも脅迫メールはもちろん来ますが、怖いのは個人あてにも来ること。mixiやFacebookなどでは、芋づる式に東電社員だとわかってしまう。知らない人から事故の責任を追及するメッセージが何度も届いたり、社員の名前や写真など個人情報が晒されたりといったことも起こりました。ウチの職場には会社の行事の写真をアップしている社員が多かったのですが、東電とわかるようなプロフィールや過去の書き込みを削除するようにとの指示がありました」(Dさん) ― 東電「一般社員」の声に出さない悲鳴【2】 ―
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