触覚フェチ女子、性の原点は「中学時代に顕微鏡で見た細胞」
およそセックス姿が想像できないエリート女子。彼女たちはいかなる性的妄想を抱いているのか。高学歴ならではの知的すぎる性的嗜好を調査した。知性は“痴性”を生む!?
◆生物で細胞を学んだのをきっかけに痴女予備軍に
甲斐ほなみさん(仮名・28歳)映像制作 早稲田大学出身
中学時代から優等生だった甲斐さんは、特に生物の勉強が大好きだった。これが性の目覚めにも繋がったという。
「顕微鏡で細胞を見るのが好きだったんです。ブツブツしてて気持ち悪いと思いつつも、同時に、触りたいっていう欲求がむくむくと湧いてきて、それ以来“触る”という行為に異様に執着するようになりました」
その後、生物を専門にするのではなく、早稲田の最難関である政治経済学部に進学。しかしそれでもなお、触覚への欲求は消えていなかった。
「一般教養の授業で映画をテーマにしたものがあって、そこでヤン・シュヴァンクマイエルという監督のことを知りました。視覚や聴覚ではなく、触覚に対するフェティシズムを映像で表している人なんですが、その人の作品を見たのがきっかけで、触りたい欲求が自分史上最高にスパークしました」
それ以来、電車の中ですら触りたい衝動に駆られることに悩まされているという。
「筋肉がきれいな腕とか、むっちりした脚を見ると、見てるだけじゃ我慢できなくて、触りたくなるんです。ギリギリで抑えてますが、ターゲットの近くに立つところまではいつもやってます」
実際のセックスでもやはり、触覚が最優先される。
「触りたいという気持ちにならない相手はセックス対象にはなりえないですね。だから、絶対に触っちゃダメっていうプレイとかだったら、逆にむしろ燃えるかも」
くれぐれも電車の中で彼女の欲求が爆発しないよう願うばかりだ。
取材・文/増山かおり イラスト/西アズナブル
― [高学歴アラサー女子]のSEX観が狂い始めた!【9】 ―

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