“台湾の二階堂ふみ” 噂の美少女ヤオ・アイニン「正直、SNSは好きではないです」
トロント国際映画祭(2014年)や釜山国際映画祭など、世界各国の映画祭で絶賛されたチャン・ロンジー監督の台湾映画『共犯』が7月25日より新宿武蔵野館ほかで公開された。
一人の女子高生の変死をめぐって、それまで口を聞いたことのなかった男子高校生3人が出会うところから物語は始まる。死の真相を確かめるべく動き出した3人のあいだに巻き起こるのは、意地やSNSの炎上など現代を象徴する事件だ。全体を通してめまぐるしい展開を見せる青春ミステリーに仕上がっている。
本作で変死した女子高生シャー・ウェイチャオを演じたのが「台湾の二階堂ふみ」とも言われる噂の美少女ヤオ・アイニン(25)だ。広告モデル出身の彼女に、本作での演技や見どころ、日本での印象などについて話を聞いた。
――日本へようこそ。何を召し上がりましたか?
ヤオ:美味しい日本料理をいただきました。一番美味しかったのは鯛めしです。あと牛乳も美味しかったですね。日本の牛乳はパッケージも含めて台湾と違う味なんです。あと、カルピスも美味しかった!スペシャルなかんじで!
――ヤオさんは台湾でカルピスのCMにご出演されているんですよね
ヤオ:はい。それを知ってか、来日してから日本人にカルピスをすすめられたんです(笑)
◆映画『共犯』について
――今回はミステリアスな高校生の役を演じられましたが、何か意識されたことや難しかったところはありますか?
ヤオ:高校生を演じたのは初めてではないのですが、ミステリーは初めてでした。とても悪い感じの役でしたね。今回演じた女子高生(役名:シャー・ウェイチャオ)は、性格的に私にも似ている部分があったと思います。それもあってチャン・ロンジー監督は私をキャスティングしてくださったと聞いています。
――「似ている」というのは?
ヤオ:私も彼女と同様に静かにしているのが好きなタイプで、一人で過ごすことが好きなんです。本を読んだり、写真を撮ったり。
――作品内でSNSを使ったやりとりがありましたが、ヤオさんはSNSについて思うところはありますか?
ヤオ:正直私はSNSがあまり好きじゃないんです。相手が顔が見えないので、ネガティブなことを書いてしまいがちなのかな、と思います。
――他に撮影で大変だったことは?
ヤオ:高所での撮影は怖かったですね。あとはたくさん水にぬれるシーンがあったり。
――ちなみに、台湾にも怖いスポットはあるんですか?
ヤオ:台北に「猫空(マオコン)」という絶景スポットがあります。そこに向かうリフトはガラス張りになっていてとても怖いと評判ですね。特に、風が吹くととても怖いんです。
◆「日本でモデルに挑戦したい」
――日本の女優で知っている方はいますか?
ヤオ:日本の映画やドラマは大好きなのでたくさん知っています。特に好きなのは蒼井優さんと小松菜奈さんですね。
――日本国内では「噂の美少女が来日」と言われていますが、感想はありますか?
ヤオ:嬉しいですが、それって事務所の人間が仕掛けたんじゃないですか(笑)
――今後の抱負を聞かせてください。
ヤオ:まだ日本語の壁はありますが、今後は日本でモデルの仕事をたくさんしていきたいと思っています。今回の映画もぜひ楽しんで見て欲しいです。
ミステリアスな役に挑むヤオ・アイニンと、いじめやSNSの炎上など現代の問題を多く描く本作は見どころ満載。映画『共犯』は7月25日(土)より新宿武蔵野館、シネマート心斎橋で公開中だ。
<取材・文/日刊SPA!取材班 撮影/難波雄史>
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ