「世界幸福度ランキング」で53位の日本。経済大国なのに、なぜ低い?
日本人は幸福かどうかを他人と比べてしまう!?
停滞が続いているとはいえ、世界有数の経済大国である日本の国民は「幸せ」とは言いきれないらしい。
国連が発表したこのリポートで示された日本の幸福度は世界157か国中、53位という結果に。前回より順位を14位も下げた。
【2016年 世界幸福度リポート】
順位/国名/指数
1位 デンマーク 7.526
2位 スイス 7.509
3位 アイスランド 7.501
:
13位 アメリカ 7.104
:
33位 タイ 6.474
34位 台湾 6.379
:
53位 日本 5.921
:
57位 韓国 5.835
:
83位 中国 5.245
:
157位 ブルンジ 2.905(最下位)
※出典:国連「世界幸福度リポート」
「このランキングの幸福度の測り方は、調査対象者に対し、今の生活のクオリティを10点満点で自己評価してもらうという、あくまで主観的なものです」
そう解説するのは、明治大学教授の鈴木賢志氏だ。自己主張が控えめとされる日本人の国民性が、結果に少なからず影響しているといえそうだ。
さらに鈴木氏は、「国民性による幸福の感じ方の違いも、結果に現れている」と指摘する。
「多くの日本人は、『あなたは幸せですか』という質問をされたとき、他人と比べて幸せかどうかを答えようとする。個人主義的な欧米で、自分の絶対的評価で答える人が多いこととは対照的です。これも日本人の幸福度が低くなっている原因のひとつと言えます。ただ、日本人の『他人と比較し続ける人生』がストレスに満ちていることも確かではないでしょうか」
また、日本社会独特の“不幸の根”としては、「人生の選択における自由度の低さ」を指摘する。
「日本人の多くは、現状についてはささやかな幸せを感じながら生きていますが、将来に対する不安が大きい。例えば、国がダメになったときは自分の人生もダメになると思い込まれている。世界では、『自分の国がダメならよそへ行けばいい』というのが普通ですが、近年それほど多くの海外移民を輩出していない日本では、選択肢として想定されていない。大学受験や就職でも、一度失敗しただけで人生が狂うと思い込まされている。また、日本人の幸福度の変遷を時系列で見ると、その時々の国の経済状況に応じて大きく変化していることも他国に比べて特徴的。諸外国と比べると、『チャンスはいくらでもある』という気概が弱いと言えます。」(鈴木氏)
日本人に必要なのは「お金がなくてもハッピー」という楽天さなのかもしれない。
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