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10年後の日本に恐怖。80歳まで働く、外資に買収される企業も

生活様式や価値観が目まぐるしく変わる現代。テクノロジーの進化によって、それはますます加速度を増している。10年後、日本の未来はどう変わっているのだろうか? 我々が今から準備、そして覚悟しておくことは? 専門家に聞いた。

203X年の日本を覆う不穏で不都合な未来

生き残り戦略

世界の製造業は原材料の産地に継続的な投資をしている。それを怠った国内チョコレートメーカーは瀕死の状態に!?(写真はイメージ)

 世界が変化の速度を増していくなか、10年後の日本はどうなっているのか。社会の持続可能性に配慮するサステナビリティ経営などに詳しい夫馬賢治氏は、次のような未来予想図を語る。 「中国やインド、東南アジア諸国の経済力がはるかに強まり、日本企業も外資に買収されることが増えます。そのため、今以上に外国語習得の必要性が高まるでしょう。そして日本のお家芸だった製造業も、その頃には競争力が激減。10年後には新興国発のイノベーションが日本を席巻し、国内の雇用を脅かすようになります」

SDGsの取り組みに疎い日本企業

 また、昨今の世界的な企業では、SDGs(持続可能な開発目標)を重視した経営を推進しているが、この分野での日本企業の取り組みは遅く、海外勢に大きく水をあけられている。その悪影響は、まず食品に表れるという。 「10年後は日本企業製のチョコレートが食べられなくなる恐れがあります。日本の大手企業が輸入しているカカオは、ガーナやコートジボワールの森林を焼き畑農業して栽培されたものですが、現地にはもう焼く森がありません。この30年でコートジボワールの森林は8割が消えました。  海外企業のネスレやゴディバは現地の農家に未来に持続可能な農法を直接指導していますが、日本の企業はそうした努力にはいまだに無頓着です。原料は日本の商社がどこかから調達してくるから、それを買えばいいという発想なんです」  最近でこそ、日本でもSDGsが叫ばれてきたが、企業側の努力は鈍いまま。原材料輸入に頼りきりの国内企業に勤める人は、身のふり方を考えたほうがいいかもしれない。
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日本の人口動態から見る未来
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