更新日:2016年06月15日 02:26
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舛添知事は都議会を解散せよ――都議たちの“政治と金”問題を逃すな

舛添知事は都議会を解散すべきだ

 舛添知事は都議会を解散すべきだ。  政治と金の問題は、舛添知事ひとりだけ「トカゲのしっぽ切り」に終わらせてはいけないのだ。  そもそも都政は国と異なり、メディアの監視が行き届かないゆえに、好き勝手なことが行われてきたのだ。  舛添知事だけではない。都議会議員たちだって、オリンピックをはじめとする多くの利権に群がっているのである。  有権者が都議会議員一人一人をチェックできる状況を作るためにも、舛添知事は都議会を解散させ、情報公開を徹底して行うべきである。ここで長年にわたる都政の膿を出し切ることができれば、舛添知事の最大の功績となろう。もしかしたら地に落ちた自身の評価が一変するかもしれない。  筆者はこれまでも、多くのコメンテーターや記者からの問い合わせに対し、都議会の実態を説明してきた。今週号の「文春」「新潮」も追撃の手を緩めないだろう。 【野田数(のだかずさ)】 教育評論家。東京都出身。早稲田大学教育学部卒業後、東京書籍に入社するが、歴史教科書のあり方に疑問を持ち、政治の道へ。東京都議会議員時代に石原慎太郎氏、猪瀬直樹氏と連携し、朝鮮学校補助金削減、反日的な都立高校歴史必修教材の是正を実現し、尖閣購入問題などで活躍。その後、多様な経験を活かし、ビジネス誌や論壇誌で本質を突いた社会批評を展開している。
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