スポーツ

“ステロイド疑惑”についに司法のメス――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第145回

ザ・ トゥルー・ヒストリー・オブ・レッスルマニア

ビンス・マクマホンとWWEがついにステロイドの販売・流通とその共同謀議の疑い で起訴。“ステロイド裁判”は法廷へ!(写真はWWEオフィシャルDVD「ザ・ トゥルー・ヒストリー・オブ・レッスルマニア」ジャケットより)

 WWE史に汚点を残す大スキャンダルは、忘れたころにやって来た。1993年11月18日、米司法省はビンス・マクマホンとタイタン・スポーツ社(WWEの親会社=当時)をアナボリック・ステロイド(筋肉増強剤)の販売・流通と薬物取締法違反の容疑で起訴した。  ビンスに対する容疑は①ステロイドの販売・流通とその共同謀議(1985年から1991年1月まで)、FDA(米食品医薬品局)の指定薬物取締法違反(懲役5年以下)と②販売・流通を目的としたステロイドの不法所持(1989年10月24日=懲役3年以下)。  タイタン・スポーツ社に対する容疑は①ビンス・マクマホンとの共同謀議によるステロイドの販売・流通(1985年から1991年1月まで)とFDAの指定薬物取締法違反(罰金50万ドル)と②販売・流通を目的としたステロイドの不法所持(1989年10月24日=罰金50万ドルと推定資産価値950万ドルの自社ビル、タイタンタワーの土地・建物・固定資産の没収)。
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