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過激化する“当たり屋”の最新手口――車の窓ガラスをハンマーでぶっ壊して首都高を走る

 わざと車をぶつけ、因縁を付けて金を奪う「当たり屋」。一昔前までは耳にしたことがあるものの、最近では彼らの名前をすっかり聞かなくなった人も多いのではないだろうか。

 だが、ここ最近手を変えた新たな「当たり屋」が首都圏を中心に暗躍しているという情報をご存知だろうか。被害者の声をもとにした最新の当たり屋事情を紹介しよう。

首都高を走っていたら…「アタッタヨ!ドウスル!!」


 今年3月某日の夜10時すぎ。運送会社で働く伊藤俊介さん(仮名・40代)が仕事で首都高速を走行していると、その事件は起きた。

 東京都大田区から横浜方面に積載させたトラックを走らせていた伊藤さん。後続車から車間距離を詰められ、突然のパッシングを受けたという。

「後ろのクラウンがいきなり狂ったように煽ってきたんです。パッシングやクランクションを鳴らされ続け、仕方なく次のサービスエリアに車を停車させました」

 伊藤さんが車を停車させると、後ろに付けていたクラウンからフィリピン人と思われる男たち3人が降り、いきなり拙い日本語で罵声を浴びせてきたという。

「彼らは車を降りて私の元へ走ってきました。そのうち1人がスマホで動画を撮影しながら『アタッタヨ!!ドウスル!ドウスル!』とまくし立ててきたんです。どうやら、彼らの言い分では、さっき私の後ろを走っていたら飛び石がフロントガラスに当たり割れてしまったから金を払え、ということだったんですね。キズを見せてくれと私が彼らの車を確認すると、確かに飛び石に当たったかのような傷がフロントガラスについていました」

 勤務中の伊藤さんは気が動転。自身がスマホ動画で撮影されてしまったこともあり、名刺を出せと言われ、しぶしぶ渡すと会社に電話するか、今すぐ5万円を払って示談にするかのどちらかを選べと詰め寄られたという。

「仕事中のトラブルで会社に連絡されるのはかなり痛いですし、大事にしたくなかったのもあり、すぐにATMで金をおろして5万円を彼らに渡しました」

 金を受け取ると、フィリピン人は満足したらしく、すぐに車へ戻ったという。

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それから一ヶ月後のこと…

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