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おじさんが選ぶ2017年秋ドラマベスト5 2位は「陸王」、1位は?

 秋クールのドラマもひと通りが最終回を迎え、その結末にだれもが一喜一憂したのではないだろうか。視聴率の結果が発表されていくなか、30歳以上のおじさんたちにとってはどの作品が面白かったのだろうか。そこで、日刊SPA!のサイト上にて100名の男性に対してアンケートを実施した。果たして、おじさんの心に刺さったドラマはどれ?

おじさんが選ぶ! 2017年秋クールで放送されたドラマでおもしろかったのはどれ?


Q.2017年秋クールで放送されているドラマで「最もおもしろい」と思う作品を教えてください(ただし、特番やSPなど単発で放送されたドラマは除きます)。

 今回は、30歳以上の男性(要するにおじさん)に限定してアンケート調査を行ってみた。さっそくトップ5を発表していきたい。

ドクターX

画像は、番組公式サイトより

5位『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(8票)


 視聴率は20%超えを連続。2012年からスタートした人気ドラマ『ドクターX』の第5シリーズとして放送された今作。14日の最終回では最高視聴率25.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を叩き出し、まさに有終の美を飾った。


 米倉涼子が「失敗しない」外科医・大門未知子役を務め、そのキャラクターから「痛快」「見ていてスッキリする」などのコメントを集めた。

「米倉さんの演技に安定感がある」(山口県・45歳)
「期待を裏切らない」(東京都・52歳)
「時事ネタも取り入れてウィットがある」(京都府・56歳)
「水戸黄門と同じで結末は分かっていても、そこへいくまでのストーリーがよくできている」(愛知県・62歳)

 ハラハラドキドキさせるストーリーはもちろんだが、おじさんはやっぱり“安定”を求めているのかもしれない。とはいえ、最高視聴率25%超の作品が5位というのは、意外っちゃ意外!?

5位『奥様は、取り扱い注意』(8票)


 『ドクターX』と同率で5位にランクインしたのは、『奥様は、取り扱い注意』。綾瀬はるか、広末涼子、本田翼などの人気女優が名前を連ねていたが、今回のアンケートではセレブな主婦役を演じていた綾瀬はるかを推す声が多かった。


 ストーリーにかんしても笑いありの内容で、綾瀬の“お仕置きタイム”のアクションに対しても「痛快」「気持ちがスカッとする」などの意見が集まっていた。おじさんは王道エンタメドラマが好き? また、最終回に言及するコメントも見られた。

「俳優の演技力も高く、脚本も良い。最終回は続編を期待させるものだった」(兵庫県・62歳)

 ちなみに、最終回の平均視聴率は14.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

3位『監獄のお姫さま』(14票)


 昨年秋はガッキーの「逃げ恥」が大ヒットしたTBSの火曜22時枠。大きな期待が掛かるなか、今年は小泉今日子をはじめ、満島ひかりや菅野美穂などを揃えて『監獄のお姫さま』が放送された。女子刑務所を舞台にした“おばさん犯罪エンターテインメント”だが、今回集まったコメントを見ても、脚本・ストーリーに絶賛の嵐!


「設定がユニーク」(東京都・34歳)
「脚本最高」(愛知県・59歳)
「クドカンワールド炸裂!」(千葉県・39歳)
「小ネタのセンス」(和歌山県・44歳)

 脚本はクドカンこと宮藤官九郎が手掛けていた。濃厚な人間関係や練り込まれた物語など、制作スタッフたちの努力が垣間みられるものだった。最終回の平均視聴率は7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

2位『陸王』(15票)


 15票を獲得して2位となったのは『陸王』だった。池井戸潤の小説が原作。老舗の足袋業者「こはぜ屋」が会社の存続をかけ、ランニングシューズ業界に殴り込みするストーリー。最終回の視聴率は20.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。大台に乗せ、まさに有終の美を飾る結果となった。

「リアルな人間社会の描写が面白い」(千葉県・45歳)
「引き込まれる展開」「テンポが良い」「話の続きが気になった」
「善と悪のコントラストがはっきりしていて、展開も読めてしまうがわかりやすくていい」(長野県・39歳)

 アトランティス社でいかにも悪者ヅラをしていたのはピエール瀧と小籔千豊。物語のカギを握るマラソンランナーを竹内涼真が演じているなど、俳優陣が魅力的だったという声もあった。

 最先端のテクノロジーをもつアトランティス社に、泥臭く挑む姿が感動を呼んだ。

「明日からも頑張ろうという気持ちになった」(東京都・45歳)


 そんな熱血社長を演じていたのは役所広司。『陸王』はおじさん(役所)が奮闘、活躍するドラマであっただけに共感を得たのかもしれない。
 

1位『刑事ゆがみ』(17票)


 おじさんたちから最も支持を集めたのは……。木曜22時から放送されていた「犯罪者の心を読める天才偏屈刑事」と「正義感と上昇志向が強い腹黒刑事」のコンビが難事件を解決していくドラマ『刑事ゆがみ』。最終回の平均視聴率は6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。視聴率のランキングでいえば、下から数えたほうが早そうなものだが、おじさんたちの心を掴み、1位という大きな結果を残した。


 では、その理由を見ていこう。

「浅野と神木が対照的な役柄で、犯人の動機の洞察の仕方も良かった」(大阪府・42歳)
「浅野忠信の演技が秀逸。今までの刑事ドラマにはない展開が楽しみだった」(埼玉県・45歳)
「犯人が犯行に至るまでの経緯を、非常におもしろく描いているから」(愛知県・39歳)

 このように浅野忠信と神木隆之介の演技力と物語を評価する声が多数見られた。また、「ストーリーが1話完結だから、途中からでも見やすかった」(愛知県・44歳)という意見もあった。仕事が忙しいひとや飲み会などでうっかり見忘れてしまうことが多いひとにとっては、1話完結というのも高ポイントなようだ。

 最終回の事件では、横島不二実(オダギリジョー)が逃亡したまま終了してしまった。今回のアンケート結果を受けて、思わず続編に期待!?

 ちなみに、次点(6位)は妊娠・出産をテーマにネット上でも多くの反響を呼んでいた『コウノドリ』だった。ともあれ、今回の調査においては、視聴率とおじさんウケは比例しないことが判明したといえよう。<取材・文/山田門八>

【調査概要】
日刊SPA!サイト上で「2017年秋クールのドラマで『最もおもしろい』と思う作品は? ※30歳以上男性限定」というアンケートを行い、その結果を集計したものです。調査期間:2017年12月18日~ 有効回答者数:30歳以上 男性100名





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