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「宇宙人に侵略される」ホーキング博士が生前に強く警告したワケ

 “車いすの天才物理学者”として知られるスティーヴン・ホーキング博士が3月14日に亡くなった。博士は晩年、「人類に残された時間はあと100年」と、多くの“警告”を繰り返し発していた。そのメッセージの意味とは?

地球外生命体に人類が接触するのはまだ早い!?


「天眼」

宇宙人からのメッセージを受信するべく、中国が貴州省に建設した直径500mの球面電波望遠鏡「天眼」 写真/時事通信社

 いきなり話はオカルトっぽくなるが、ホーキング博士はいたって真面目に宇宙人のことを考えていたようで、再三にわたって「宇宙人と接触するべきではない」と警告していた。中国が貴州省に建設した巨大望遠鏡で「宇宙信号らしきものを受信した」と発表した際も、「応答するな!」と強く警告。「どんな意図を持っているかわからない相手に、人類の居場所をまだ教えてはならない」というのだ。

「地球外に知的生命が存在する可能性はかなり高く、資源や居住場所を求めて宇宙をさまよっている恐れがある。もし宇宙人が来たら、アメリカ先住民にとってのコロンブスの新大陸発見と同じような結果(大虐殺)になる」ということを、複数のインタビューで語っている。

 そんな危機感を持っていた博士は’15年から、宇宙人を含む地球外生命体が発する信号の探索プロジェクトを始めていた。科学問題研究家の阿久津淳氏はこう解説する。

「博士はこれまで、宇宙人に関してほとんど語ってきませんでした。しかしここ10年ほどでがらっと変わったのです。『接触するより、まず宇宙人がどんな存在なのかという調査を優先する必要がある』と。英国国防省もUFOの存在を否定せず、防衛上の観点から調査を続けています。博士のところに報告や問い合わせがあってもおかしくはない」

 ’06年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の平林久教授のインタビューで、地球以外にも知的生命体が存在するかと聞かれた際に、博士は次のように答えている。

「地球上に“知的生命”と呼ぶに値するものなど存在するんですか?」

 阿久津氏は「これは冗談ととらえられていますが、実は本音だったのではないでしょうか」と語る。

「宇宙人にとって地球人とは、人類に対する動物のレベルかもしれない。そのくらい文明の差があるということを伝えたかったのでは」

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「人類のあり方を変えるかもしれない」

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