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YOSHIKI×影山ヒロノブ&きただにひろしが夢の共演! アニソンとヴィジュアル系のレジェンドによる歴史的対談の意義とは?

3人の音楽性に影響を与えたLOUDNESS

LOUDNESSが世界進出を果たした旭日旗ジャケットの5thアルバム『THUNDER IN THE EAST』(1985年)

 さて、当日(18日)はどういうことが語られるのだろうか。筆者が思うに、おそらく、LOUDNESSという固有名詞が30回くらい出るのではないかと思う(誰か数えててください)。何しろ、LOUDNESSはジャパニーズメタルの始祖なのだから。  しかしそれだけではなく、影山氏率いるJAM ProjectとX JAPANには、それぞれLOUDNESSとの縁がある。  影山氏は、氏の最初のキャリアであるLAZYで、LOUDNESSの高崎晃氏および故・樋口宗孝氏と同じメンバーだったことはよく知られている。  きただに氏は、JAM Project加入前、自身がメンバーのLapisLazuliで、樋口氏プロデュースによる1stアルバム『KNOCK AROUND』(1999年)を発表している。  そしてYOSHIKIも、Toshlと学生時代に組んでいたバンドで、LOUDNESSの「In The Mirror」を演奏しており、また、TAIJI<b>がXの次に加入したバンドは、なんとLOUDNESSだったのだ。樋口氏がTAIJIのベースを絶賛していたことは有名な話だ。  これだけでも、そもそもLOUDNESSが存在していなければ、日本のヘヴィメタル・シーンはまったく違うものになっていたと断言できる。  また、他の共通点を上げると、振り返ってみれば、影山氏とX(X JAPAN)が最初の大ヒットを飛ばしたのは同じ年のことだった。影山氏の出世曲であり代表曲でもある「CHA-LA HEAD-CHA-LA」のヒットと、Xのメジャーデビュー曲であり代表曲でもある「紅」、そして「ENDLESS RAIN」のヒットは、どちらも1989年だったのである。  1989年は、ジャパメタという音楽シーンに於いても重要な年だったのだが、今回のテーマから外れるので、興味ある方は拙著『ジャパメタの逆襲』をお読みいただければ幸いだ。
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影山ヒロノブとYOSHIKIの意外な共通点
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※拙著『ジャパメタの逆襲』は、今まで誰も語らなかったアニソン×ジャパメタ×V系(その他同人メタル、嬢メタル、ラウド系アイドルも)のクロスオーヴァ―について詳しく論じているので、興味ある方はぜひ手に取っていただきたい。

ジャパメタの逆襲

LOUDNESS、X JAPAN、BABYMETAL、アニメソング……今や世界が熱狂するジャパニーズメタル! !  長らくジャパニーズメタルは、洋楽よりも「劣る」ものと見られていた。 国内では無視され、メタル・カーストでも最下層に押し込められてきた。メディアでは語られてこなかった暗黒の時代から現在の世界的ブームまでを論じる、初のジャパメタ文化論。★ジャパメタのレジェンド=影山ヒロノブ氏(アニソンシンガー)の特別インタビューを掲載!

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