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“ジャパニーズ・メタル”と“ジャパメタ”は別モノ!このジャパメタ臭に悶絶しろ!! ジャパメタ名盤5選

<文/山野車輪 連載第25回>

“ジャパニーズ・メタル”と“ジャパメタ”は別モノ


LAZY『宇宙船地球号』(1980年)

 ヘヴィメタルは“ヘビメタ”と略されることが少なくない。だが多くのメタラーは、単なる略称とは考えず、差別的な意味が含まれていると認識している。読者諸氏には、“ヘヴィメタル”と“ヘビメタ”は別のものであることを理解していただきたい。

 またヘヴィメタルという音楽ジャンルの内部にも、連載第1回で述べたように、“洋高邦低”“男尊女卑”“メロスピ批判”など、さまざまな偏見・蔑視意識を持つメタラーが少なくない。

 一部の洋楽メタラーは、VOWWOWやLOUDNESSなど一部を除く日本のバンドおよび日本のメタル・シーンを蔑んでおり、特に80年代のメロディックな国産メタル・バンドに対しては、「洋楽ヘヴィメタルと比べて劣っている」という意味合いを含めて、“ジャパメタ”という略称を用いてきた。そのせいで、“ジャパメタ”という言葉には、負のイメージが植え付けられてしまい、90年代以降の国産メタル・バンドをカテゴライズする際、この略称は、使いづらいものとなってしまった。

 メタラーにとって、“ヘヴィメタル”と“ヘビメタ”は別のものであると同様に、“ジャパニーズ・メタル”と“ジャパメタ”も別のものなのだ。

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ダサくて、クサくて、バカにされてきた“ジャパメタ”

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5月1日発売の拙著『ジャパメタの逆襲』では、他にも5枚追加し名盤10選を紹介しているので、気になる方はそちらでぜひ、チェックしていただきたい。

ジャパメタの逆襲

LOUDNESS、X JAPAN、BABYMETAL、アニメソング……今や世界が熱狂するジャパニーズメタル! !  だが、実はジャパニーズメタルは、長らく洋楽よりも「劣る」ものと見られていた。 本書は、メディアでは語られてこなかった暗黒の時代を振り返る、初のジャパメタ文化論である。★ジャパメタのレジェンド=影山ヒロノブ氏(アニソンシンガー)の特別インタビューを掲載!





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