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X JAPANのhide 没後20年に明かされる、BABYMETALや松本清張との奇縁!?

<文/山野車輪 連載第26回>

hide没後20周年を偲ぶ

今なお、音楽シーンに多大な影響を与え続けるhideの「音楽」「人間性」「精神世界」を巡った初のドキュメンタリームービー『hide-50th-anniversary-FILM「JUNK-STORY」』

 今からちょうど20年前の1998年5月2日、X JAPANのギタリストでありソロアーティストのHIDE/hideが、不慮の事故により急逝した(享年33)。今年は、hide没後20年の年にあたる。  hideは、LUNA SEAやGLAY、ZI:KILLを発掘するなど、ヴィジュアル系(以下、V系)の土台を築いた大きな存在だった。V系は、hideで始まりhideで終わったと述べる者もいる。欧米では日本のアニメが人気だが、V系もオタクカルチャーから派生したものと解釈される向きもある。  実際、ソロアーティストとしてのhideの姿は、なんと言うか、非常に「クールジャパン」的な匂いを感じる。hideは、「クールジャパン」という言葉が生まれる前から、それを体現していたアーティストだった(「クールジャパン」発祥は2002年とされる)。  今月(4月)28、29日、東京・お台場野外特設ステージで、hide没後20年のメモリアルイベント「hide 20th memorial SUPER LIVE『SPIRITS』」が行なわれる。出演者はhide with Spread Beaverほか、OBLIVION DUST、ZEPPET STORE、D’ERLANGER、BUCK-TICK、MUCC、氣志團、J(LUNA SEA)、ZIGGY、defspiral、布袋寅泰という豪華なもの。  また、hideの共同プロデューサー=I.N.A.(hide with Spread Beaver)著による『君のいない世界~hideと過ごした2486日間の軌跡~』(ヤマハミュージックメディア)が本日(28日)出版され、5月26日には、ドキュメンタリー映画『HURRY GO ROUND』が、全国公開される。  いやはや、あれから20年経ったのだ……。
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三浦半島に眠るhide
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ジャパメタの逆襲

LOUDNESS、X JAPAN、BABYMETAL、アニメソング……今や世界が熱狂するジャパニーズメタル! !  長らくジャパニーズメタルは、洋楽よりも「劣る」ものと見られていた。 国内では無視され、メタル・カーストでも最下層に押し込められてきた。メディアでは語られてこなかった暗黒の時代から現在の世界的ブームまでを論じる、初のジャパメタ文化論。★ジャパメタのレジェンド=影山ヒロノブ氏(アニソンシンガー)の特別インタビューを掲載!

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