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超プレミア「旧車」10選…買った後で苦労しない中古車の選び方

昭和に誕生した国産の“旧車”を買い求める人が増えている。走らせるためにはそれなりのドライビング技術やクルマの構造の理解、さらには整備の技術、手間まで求められる旧車が、どうして再び脚光を浴びているのだろうか。そこには、単に「ノスタルジー」の一言では片付けられない理由があった──。

昭和の旧車28台が大集合

マツダコスモスポーツ

 まず、憧れの旧車はどのようにして入手できるのか。専門家の意見をもとに考察していこう。

「ハコスカやコスモスポーツなどの旧車は魅力的ですが、かなり高価なうえに補修パーツの入手も困難。買った後で苦労しないようにパーツのストックが多いクルマを選びたいですね」とは自動車生活探検家の石川真禧照氏。

 生産終了から長い年月を経ている旧車に、一般的な中古車としての常識は通用しない。現在、多くのメーカーは生産してから10年以上経過したクルマの部品を製造中止にする傾向にある。となれば、30年、40年もたったクルマの部品など、期待するのが間違っている。

 補修部品でもこんな状況なのだから、ボディパネルや灯火類、内装部品などはほぼ壊滅。純正オリジナル状態で乗りたいなら、車体を購入する時点で欠品のない優良なクルマを選ぶことが重要だ。運がよければフルオリジナル車が見つかることもあるし、改造されていてもオリジナル部品が残っているケースもあるので、購入のポイントとしたい。

「旧車ビギナーなら、キャブレターに替えて電子制御燃料噴射装置を採用した平成の旧車がオススメ。バブル期に開発されたクルマは質も高いですからね。また、とびきりの高性能より、それなりの高性能モデルがいい」(石川氏)

 具体的なオススメは、スカイラインならGT-Rではなく、その下のGT、超人気のR32ではなく、その後のR33や最後の直列6気筒エンジンを積むR34の標準仕様。ロードスターも初代ではなく、手の届きやすい2代目、シルビアも人気のS13ではなく、その次のS14や最終のS15、トヨタなら’90年代のセリカやマークⅡとのことだ。

自分なりの判断基準を持って旧車を選びたい


 程度の見極めは正直なところ運次第で、ほぼ常人が判断するのは不可能。ボディの錆の進行具合、機能がどれだけ保たれているかは数十分の見学だけで判断できるものでなく、どれだけ自分が妥協できるかということになる。妥協ポイントの設定は、自分なりの判断基準を持つこと。何店もショップを回ったり、各地で開催されている旧車のイベントに足を運ぶことも必要になる……が、リスクを考えすぎるよりも、ピンときた車種を買うというのも自然な選択だ。

「クルマは日常生活のなかでどのように使うかでカタチも変わってきます。で、旧車をどのように使うかですが、趣味で乗るならボディデザインにこだわるのはいかがでしょうか」(石川氏)

 ’80年代なら初代日産マーチ、初代ホンダCR-X、初代いすゞピアッツァ、’90年代は2代目スバルレガシィ/ツーリングワゴン、10代目日産セドリック/グロリア、初代トヨタアリスト、SUVは日産ミストラルがオススメとのこと。

 いずれにしろ、購入しただけで終わらないのが旧車ライフ。維持するために必要な部品や修理情報は、専門店やオーナーズクラブから入手していくことが不可欠だ。

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嫁を質に入れてでも手に入れたい超プレミア「旧車」10選

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