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レイプ犯に後ろから抱きつかれたら…助かる方法は?

 漫画喫茶と新幹線内で立て続けに起きた無差別殺傷事件により、通り魔犯罪の密室化が危惧されている。想定しうる限定的状況の中で危険人物と接触した場合の回避策と対策を考察した。
手のひらを張って指を開く

【手のひらを張って指を開く】やみくもに立ち向かうより、まずは指を大きく開いて力を込め、戦闘体勢を整える。手首を摑まれたときにも有効な手法だ

勝つことはほぼ無理。逃げるまでの時間を稼ぐことと心得よう

 トイレやエレベーターといった密室は逃げ道がまったくないため、助かる可能性が圧倒的に低いのが正直なところだ。今年6月には、著名ブロガーがトイレで逆恨み的な犯行に遭い、命を落とした。やむなく素手で応戦せざるを得ないが、その場合は方法がある。 「指を大きく開いて、力を込めると腕に一本筋が通り硬くなるので、相手の持っている刃物を払いのけられるかもしれません」
手のひらを開いた状態で相手の腕を防御

【手のひらを開いた状態で相手の腕を防御】指と手首を緊張させた状態で、相手の刃物を払いのける。少しでも時間稼ぎをして、逃げるチャンスをうかがいたい

 手首を摑んで応戦するのではなく、払いのけて少しでも時間を稼ぐことが、この場合の方針となる。 「相手に隙があれば、手のひらを相手の顎めがけて思い切り打ちつけてください。顎は人間の急所なので、相手の体勢を崩すことができます」
顎を押して攻撃し動きを封じる

【顎を押して攻撃し動きを封じる】隙あらば相手の顎に向けて手のひらを突き出し、張り手の要領で一撃を食らわせる。ためらうことなく顔面を狙うのが重要だ

 またレイプ犯に多い手口で、後ろから抱きつき、はがい絞めにするというものがある。そんなときは、踵を大きく振り上げ振り子の原理を利用し、相手の脛に一撃を食らわせるのが有効だ。じたばたともがいても勝ち目はないが、こうした予想外の反撃をすることで犯人の気勢をくじき、逃げ出すチャンスをつくることができる。
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振り子の原理で背後からの抱きつきに対応
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