もしも喫茶店で「無差別殺傷事件」が起きたら…対処法は?
漫画喫茶と新幹線内で立て続けに起きた無差別殺傷事件により、通り魔犯罪の密室化が危惧されている。想定しうる限定的状況の中で危険人物と接触した場合の回避策と対策を考察した。
椅子やテーブルを威嚇材料に活用。軽ければ防具にも
喫茶店やレストランなどは漫画喫茶やトイレなどの密室に比べてスペースがあり、周囲に椅子やテーブルなどもあるため、ある程度は抵抗の余地がある。『剣護身術』代表・ヒーロ黒木氏によると、
「テーブルが倒せる場合は、犯人に向かって食器ごと倒してください。相手との間に障害物ができ、襲われにくくなります。食器が割れる音などで、心理的に動揺を与える効果もあります」
椅子が軽ければ、立派な防具になる。
「背もたれを持って、そのまま相手に向かって突き出してください。道具の有無で、形勢はまったく変わってきます」
だが実際には多くの人は、こうした状況になると恐怖で体が固まり、声も出せない。
「遊園地の絶叫マシンに乗ったときは、思い切り大声を出す練習だと思ったほうがいい。大声を出すことで、恐怖心も薄れるのです」
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