仕事

スマホ世代の若手社員はパソコンを使えない!? 混乱する現場の声

スマートフォン

パソコンを使わなくても、スマホで仕事ができる時代になった

若者たちのIT格差が拡大しつつある

 若者文化や彼らのITに対する認識を調べてきたフリーライターの伊原忠夫氏は、そこには「確かな格差がある」と話す。 「今の20代後半から40歳弱ぐらいまでは、パソコンもスマホも使いこなせる人が多い。ガラケーだって使っていましたよね。最近の若い子たち、とくに大学生あたりの子たちはいきなりスマホで、パソコンを使う必要がなかった世代です。もちろん、スマホ一台あれば、アプリを使って資料の作成だって可能。パソコンを使わなくとも仕事で必要な作業がひと通りはできてしまいますが、やはりパソコンでやるほうが早くて便利だし、平易ですよね。とはいえ、パソコンが使えるようになりなさい、と彼らを頭ごなしに注意しても、うるせえな年寄り、と反論された人もいるぐらい、認識に開きが出ています」(伊原氏)  特に今の30代は会社で新人だった頃、「若者だからパソコンに詳しいはず」と扱われてきた人が多いはずだ。そのため、今の若者に対しても同じように期待するのだろうが、こうした間違った認識が小さなトラブルを生み出すきっかけになってしまうのだ。<取材・文/森原ドンタコス>
1
2
おすすめ記事