「勝手にデカいクルマ選手権」乗用車最大級は幅2065mmのキャデラック
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
輸入車がどんどんデカくなるもんだから、国産車もどんどんデカくなっている昨今。そんななか日本で売っている新車のなかで、もっとも幅広なクルマが4代目キャデラック・エスカレード。初代はギリギリ2m以下でしたが2代目以降は2m超え。こんなクルマで下町の狭い道に迷い込んだら最後、無傷で脱出する自信がありません! 今回はそんなクルマのサイズの話です。
MJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
車幅がエスカレートしているのはエスカレードだけじゃない!
2mを超える全幅のクルマって、どんだけデカいんだと思われるでしょう。「車線、はみ出すんじゃないの?」とか。実際には、1車線の幅はおおむね3m~3.6mあるので、そこからはみ出すことはないですが、だから余裕とも言えない。センターラインのない狭い路地もいっぱいあるので。
ただ、実際にエスカレードに乗ると、ビビるのは車庫入れくらいで、走ってる限りそんなに困ることはなかったです。すれ違いが困難な狭い道では、たいてい相手が譲ってくれるし、ボディも真四角に近いので、見切りがとてもいい。左ハンドルのみというハードルもあるけど、それも慣れの問題だ。
私がこれまで乗ったなかで、車幅で一番ビビッたのは、フェラーリ・エンツォ(全幅2035mm)でした。全幅はエスカレードよりちょびっと狭いけど、運転席に座ってると、ボディがどこまでも末広がりに広がってるようで、まったく車幅感覚がつかめなかった。環八走ってて、隣のクルマにスソを踏まれるんじゃないかって冷や汗がドバドバ出た。お値段とっても高いし。
一方、ほぼ同じ全幅のランボルギーニ・アヴェンタドール(全幅2030mm)は、はるかにラク。フェラーリよりランボルギーニのほうがカタチが直線基調なので、車幅感覚がつかみやすかったのです。ノーマルより全幅の広いアヴェンタドールSV(2098mm)に乗っても、差はわからず。人間の感覚っていーかげんというか繊細というか。
1
2
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
記事一覧へ
記事一覧へ
この連載の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
「勝手にデカいクルマ選手権」乗用車最大級は幅2065mmのキャデラック
アメ車ファンに朗報! 時代は右ハンドルで見た目がキャデラックな軽自動車だべ
アメ車が日本では売れない理由――実は故障もしないし性能も燃費も悪くないのに…
この記者は、他にもこんな記事を書いています






