デジタル

買ってはいけないモバイルバッテリーの見分け方。発煙や火災が急増中



なぜ発煙するのか? 使い方の注意点


 ほとんどのモバイルバッテリー、また、スマホやノートPCのバッテリーには、リチウムイオン電池が使われています。このリチウムイオン電池は、エネルギーをため込むセルと、充放電を管理する保護回路で構成されており、何らかの原因でセルが損傷したり、ショートしたりすると、異常な電流が流れて発熱→発煙→発火という事故につながります。

火災 この「何らかの原因」として挙げられるのは、まず、製造上の不具合によってセルへの異物の混入や内部のゆがみがあったりする場合です。

 これに関しては、PSEマークやリコール品でないことをきちんと確認していれば、ほとんどの場合は防ぐことができるはずです。

 次に、保護回路の故障によるものです。

 最新のモバイル機器には、過充電を防ぐために100%まで充電されると自動的に給電が止まるよう保護回路が搭載されています。

 しかし、充電中の使用はモバイルバッテリーに必要以上に負荷をかけることで、事故発生の確率は上がります。電池残量が少なくなり、やむを得ず行う場合もあるとは思いますが、電池残量が90%以上では外したほうが危険性は低くなるので、少なくとも100%の状態で繋げたまま使用するのは極力避けるようにしましょう。

 最後に、乱暴な扱い方によりモバイルバッテリーに衝撃が加わってセルが変形・損傷したり、保護回路が故障したりするケースです。

 また、コネクターなど端子が曲がったものは使用しない・就寝中などの充電時は周囲に可燃物を置かないといった内容は経済産業省から使用の際の注意事項としても発信されていますので、注意するようにしましょう。

 モバイルバッテリーは非常に便利で、スマホのヘビーユーザーには必須アイテムとなっています。ぜひ、今回の記事を参考にしていただき、周囲にも自身にも危険のないモバイルバッテリーを選ぶように心がけましょう。

1978年生まれ。ITの人材派遣会社やソフトウェア開発会社を経て、2007年に株式会社プロイノベーションを設立。現在は、一般社団法人日本情報技術振興協会(JAPRO)認定講師として企業研修を行ったり、、日本一背の高いITジャーナリストとしてwebメディアでも活躍している。
1
2





おすすめ記事