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住居費&食費が減る!?「埼玉移住でお金の使い方が変わった」

―[埼玉移住]―
 40代以下の世代を中心に幅広い層で人気を集めている地方移住。だが、人生を決定づけかねない一大決心をそう簡単に決めることはできない。では、移住するうえで最も気になるのは何か。東京・有楽町にある「住むなら埼玉」移住サポートセンターに寄せられる相談内容として多いのは「仕事」「住居」「子育て環境」など、やはり生活の基盤となること。その中で生活費に関することも移住にあたって重要な要素になるだろう。
埼玉移住

写真はイメージ

 そこで、今回は地方移住でいったい生活費はどのように変わるのか。いま人気の埼玉移住を果たしたAさんのケースで見ていきたい。

埼玉移住後は住居費と食費の削減に成功

 自然豊かな埼玉県秩父地域に移住したAさん一家は夫(40代)、妻(40代)、そして乳幼児1人の3人家族。下表は移住後の主な生活費の内訳だ。都心部から埼玉県へ移住してきたというAさんが最も変わったのは住居費だという。
(移住後の生活費内訳)
住居費 6万5000円
食費(外食も含む) 3万5000円
日用品など
(衣服や美容、余暇など) 1万0000円
水道光熱費 1万6000円
情報通信費
(携帯電話、ネットなど) 2万9000円
保険医療費
(生命保険、医療費など) 1万0000円
自動車関連費
(ガソリン代、駐車場代) 1万5300円
雑費その他
(お小遣いなど) 4万5000円
合計 22万5300円
「2DK+庭&駐車場付きの家に住んでいますが、この広さで都市部に住もうとしたら、住居費はもっとかかると思います」と話すように、6万5000円で庭と駐車場付きは確かに安いと言える。  また、食費も3万5000円に抑えられている。移住して時間の使い方が変わったというAさん。家族と過ごす時間を大切にするようになり、自炊を始めた。すると、外食する機会が減り、食費を抑えられたという。 「移住後は健康的な食生活になり、医療費も減りましたね。あとシンプルな生活スタイルになるので、日用品にかかるお金も減りました。余計なものを買わなくなるんです」  逆に、お金がかかってしまうものもあるとか。それは、やはり自動車関連費。都市部と比べてしまうと、電車などでの移動から車移動に変わる。そのため、駐車場代はかからないにしても、ガソリン代がどうしてもかかってしまうという。  ちなみに、お金の使い方が変わると、変化するものがある。それは時間の使い方だ。休日に外食やショッピングに出かけていた移住前の生活に比べ、移住後は家で料理やガーデニングをしたり、自然の中で散歩をしたりと、Aさんも過ごし方が変わったという。
埼玉移住

自然の中で散歩したり、子供たちは遊んだりと休日の過ごし方も変わるという。写真はイメージ

 移住は大きな生活の変化をもたらす。しかし、あまりにも変わりすぎてしまうと長続きしなかったり、途中で挫折してしまうもの。都市部から近い埼玉移住は、その生活の変わり方が心地いい、最もバランスのとれた地域と言えるのかもしれない。 [動画情報]「埼玉物語」
都会暮らしに疲れた一家が移住を決意。最初は反対していた子供たちも、大自然に囲まれた移住先の埼玉県の環境に惹かれ、笑顔を取り戻していく物語。移住とは何かを問う話題作 取材・文/日刊SPA!編集部 提供/埼玉県庁
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