カレン・ロバート日本復帰。事実上“引退”からカムバックしたイングランド7部リーグ生活を語る
―[元Jリーガー“復帰”物語]―
’18年からイングランド7部のレザーヘッドFCでプレーしていたカレン・ロバートが、今年春から日本復帰することが決まった。自身がオーナーを務める千葉県社会人1部のローヴァーズ木更津FCでオーナー兼選手としてプレーすることになるという。週刊SPA!では、昨年12月11日号にて、レザーヘッドでプレー中だったカレン・ロバートに直撃していた。今回はその時のインタビュー記事を特別公開する。
1年8か月のブランク……。事実上の“引退”からカムバック
インドから帰国したのが’16年12月で、イングランド7部が開幕したのが’18年8月11日だから、約1年8か月のブランクがあったことになる。英プレミアリーグといえば、日本代表の吉田麻也(サウサンプトン)や岡崎慎司(レスター)、武藤嘉紀(ニューカッスル)らがプレーしているほか、ワールドクラスの選手が集う世界最高峰のリーグとして知られるが、いったいイングランド7部とはどんなリーグなのか。 カレンは、レザーヘッドに来るまでの経緯について、こう話す。 「インドから帰ってきたあと、当時の代理人は東南アジアのクラブからオファーが来ていると言っていたのですが、3か月、4か月と待っても一向に契約に至らず。おかしいなと思っていたら、夏にはインドの新しいチームに正式決定したというので喜んでいたら、その書類が偽物でまんまと騙されていたんです(苦笑)。そんなこともあって、もともとイングランドでプレーしたいという希望もあったため、その後は別の代理人に相談し、下部リーグなら可能性があるということで、昨冬にいくつかのクラブのトライアルに参加しました。ただ、登録期限の問題もあったりして結局その冬の移籍は叶わず。最終的に今夏トライアルに合格した7部のレザーヘッドでプレーすることになったんです」 そんなトラブルがあったとは。だが、北アイルランド人の父を持つカレンにとっては、ある意味、念願叶ってサッカーの母国イングランドに辿り着いたともいえる。
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