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観光客の殺到で住民が迷惑しているスポット10

 最近、「観光公害」という言葉を見聞きすることが増えた。観光客の増加で、さまざまな被害や環境の変化に辟易とする住民や利用者たち。日本のワーストスポットはここだった!
外国人観光客の乗ったカート

外国人観光客の乗ったカートは減る気配もなく、今日も爆音が鳴り響く……

観光客が殺到しすぎて住民が協力して侵入阻止!

 お台場、海岸沿いの道路を「ミーン!!」という排気音と、灰色の排ガスをまき散らしながら爆走するカート集団。アニメキャラの仮装をした外国人ドライバーは沿道の歩行者に手を振るが、彼らに返されるのは冷ややかな視線だ。 「カートの数は年々、増えている。運転中にセルフィーを撮ったり、蛇行運転したり、子供を連れている身としては非常に危ない。運営会社に何度もクレームを言ってまずが一向に改善されない」(現地在住の主婦・36歳)  都内屈指の観光地、浅草でも住民たちから嘆きの声が上がっている。60代男性は話す。 「浅草ではコンビニの商品が品薄になりやすい。特に雷門から隅田川あたりの店は外国人グループが多く、温かい飲み物が欲しくても手に入らない。仲見世や新仲見世も人が多すぎて歩けなくなった。寂しい限りだよ」  一方、簡易宿泊所の多い街として知られる山にも変化が。30年以上、この街で暮らす日雇い労働者(70代)は話す。 「ガイジンさんが泊まれるところは少なかったけど、今は古い宿をリノベして受け入れるところが増えた。結果、宿賃も高くなり、我々のような“原住民”が住む月5万円台の宿がなくなりつつある」  たまりかねた住民が、観光客の受け入れを拒絶する場所も。沖縄でパワースポットとして有名になった「備瀬(びせ)のワルミ」では、同地へ至る私有地を住民らがブロックした。近隣住民の女性は話す。 「駐車場がないのに車が殺到したり、畑を踏みつけたりゴミをポイ捨てしたりとかが頻繁にあったんです。『写真を撮るから洗濯物をどけろ』と言われた家もある」  観光業と無関係の一住民にとっては、生活エリアに押し寄せる観光客は煙たい存在であるようだ。
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住民大迷惑ワースト10
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