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「すべてはアベが悪い」「安倍さんはすべて正しい」と主張する者たちを同時に葬り去れ/倉山満

言論ストロング

7月22日、参議院選挙を終え、記者会見する安倍首相。「日本の明日を切り拓く。」、この言葉を本気で実践しようとしている人間が一体どれだけ自民党にいるのか(写真/時事通信社)

アベノセイダーズとアベノシンジャーズを同時に葬り去れ!

 世界は分断と対立の方向に向かっているらしい。要するに、「分断と対立を煽るアメリカのトランプ大統領により、世界は分断され対立が広がっている」そうだ。  かなり極端な評価だが、三分の理はある。マスコミの表層的な批判を無視して、トランプの言動を少し検証すれば、事態は実に分かりやすい。  トランプが掲げるのは、第二次世界大戦後の秩序の見直しである。今の世界の大国は米英仏中露だが、中露両国の発言権が不当に大きすぎないか。英仏をはじめ自由主義諸国は、価値観が相容れない中露に対し甘すぎないか。特にアメリカのウォール街の一部の富裕層は、裏で中露とつるんで甘い汁を吸いすぎていないか。そのしわ寄せが善良なアメリカ国民にいっていないか。トランプは、これを見直すと宣言し、実行してきたのだ。  当然、反発は大きい。だが、トランプは世界で孤立しながら、本気で戦ってきた。  では、我が国ではどうか。時流に便乗した言論で日銭を稼いでいる売文業者たちも、「日本も分断と対立の世界に向かっている」との表層的な言説を撒き散らしている。  一方の主張は「すべてはアベが悪い」とする、アベノセイダーズ。もう一方の主張は「安倍さんはすべて正しい。一切批判するな」とする、アベノシンジャーズ。左右の対立のように見えるが、真剣味が足りなさすぎる。  世界は分断され対立しているかもしれないが、日本では左下のアベノセイダーズと右下のアベノシンジャーズがじゃれ合っているにすぎない。  もし、このグダグダの日本を立て直したいなら、真っ先にやることがある。アベノセイダーズとアベノシンジャーズを同時に葬り去れ!  今次参議院選挙は、多くの人が悩んだはずだ。「投票したい政党が無い」と。たとえるなら、安倍晋三率いる自民党(創価学会傀儡)は死刑執行人。枝野幸男率いる野党連合は前科者。これから増税で日本国民を苦しめるぞと宣告している与党と、過去に日本国民を地獄に落とした野党。現実的な選択肢がこの二つだが、今回に限り棄権もできない。組織票に優る与党を有利にさせ、増税に承認を与えるようなものだからだ。
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自民党もひどいが、野党はもっとひどい
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