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取引先の女性にセクハラ疑惑をかけられた営業マン「突然、取引停止にされ…」

「取引先の人事部に所属する女性。彼女のモンスターっぷりには、ほとほと参りました」
人材会社

写真はイメージです(以下同じ)

 こう語るのは、中堅人材紹介会社に勤める営業マン・神崎祐樹さん(仮名・37歳)だ。企業と採用者とを結ぶ役割の彼だが、ある大手企業との取引で、とんでもない目にあったそうなのだ。

27歳の採用担当者に違和感を覚える

「某アパレル大手企業の担当が回ってきたんです。採用者を多くとってくれる企業なので、ラッキーと喜んでいました。でも、まさかあんなことになるなんて…」  そのアパレル企業の採用担当は、27歳の君島由美さん(仮名)。人事経験が浅いと聞いたので、「これはやりやすい」と神崎さんは思ったのだが……。 「福岡でアパレルの販売員を15年経験していた33歳の女性求職者と、その企業の面接に臨んだんです。朝一番の飛行機でやってきたので、何とかして採用してもらいたいと僕も応援していました。ところが、マイナスポイントを重ねるような質問の内容だったんです」 圧迫面接 しかも威圧的、強い口調で質問責めにする。質問に一生懸命に答えようとするあまり、目をキョロキョロすると、それすらも指摘される。威圧して減点方式にするやり方を察した神崎さんはすかさず、求職者の女性を庇った。 「ところが、面接が終わってからメールで『面接中に余計な話をされると迷惑』と苦情がきたんです。一生懸命にスタッフの良さをアピールするのは普通のことです。それを余計な話だなんて。結局彼女は採用されましたが、なんだかなぁといった思いが募りました」  だがそれはほんの序の口だった。 「その後、君島さんが勤める企業のイベントに僕らの会社の社員が参加しました。仕事とはいえお祭りみたいな場だったので、君島さんにもフレンドリーに話しかけました。イベント終了後、クライアントとの飲み会もあったので、『参加しますか?』って声をかけたんです、ノリで。  彼女も『ぜひ!』と、とても好意的でした。しかも、その飲み会ではボディタッチもしてくる。『もしや俺に気があるのか?』とうっかりのぼせたんですが、そこは我慢し、次のスタッフの面接をお願いして早めに帰宅しました」
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突然の取引禁止命令。何があった?
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