女性から褒められる「男の職場ファッション」3アイテム
今まさにビジネスファッションの自由化が進んでいます。2017年に脱スーツ・デーを打ち出した伊藤忠商事を皮切りに、2019年9月三井住友銀行がドレスコード撤廃を通年化するという発表を行いました。
真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者、森井良行がお伝えします。
スリーピーススーツのベストのように、ジャケパンでベストを挿す着こなしでエレガントさが増します。ジャケットとシャツの間に挟むボタンつきベストは、フランス語で「GIRET (ジレ)」と呼ばれるファッションアイテムです。
なかでも、ニットセーター素材をつかったジレは「ニットジレ」と呼ばれ、ほっこりとした親しみやすさを醸し出す、秋冬のオフィスカジュアルで役立つアイテムです。
このとき、ニットジレとスラックスの明るさを近づけると印象がまとまります。ベストは縦のシルエットを強調しキレイに見せてくれるアイテムですが、ベストとパンツに明暗の差が大きくコントラストが強いと、縦シルエットがぼんやりとしてしまうので、気をつけましょう。
「初対面が多い場では、色で自分のキャラを設定する」ことが重要です。「人の心は色に反応する」という言葉どおり、相手の記憶に自分の印象を残すときに役立ちます。そして、情熱を印象づける赤はパワフルで、人の記憶に残りやすい色です。
秋冬であれば、シャツとジャケットの間に薄手のニットセーターで赤を挟むと、ネクタイがなくても印象にインパクトを持たせられ、ウール素材だと、柔らかい印象をプラスできます。真っ赤なセーターに抵抗がある人は、必ずしも赤である必要はありません。
たとえば、紺・グレーの代わりに、もう少し明るい青系のセーターでも、普段より格段に存在感を出しやすくなります。ポイントは、「ジャケットやパンツではハードルが高い色」を選ぶことです。ビジネスファッションでの色使いは限られていますが、ニットセーターやネクタイなど小物に色を挿すことは、手軽に実践できます。
これまでのスーツ一辺倒から、「ビジネスファッションもコミュニケーションツールの一部に含まれる」時代に突入しています。
そこで、女性からステキね!と声を掛けられやすいビジネスアイテムについて、『3位:素材の温かみで相手に安心感を与えるニットジレ
2位:人の心は色に反応する。赤いセーター
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“あなたのお抱えスタイリスト”として、その違和感を言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。公式サイト「エレカジ」では、80件を超えるコーディネート事例を公開。
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