イクメンで妻の事も愛しているという男が、なぜ家庭が幸せなのにわざわざ不倫をするのか？ 「常に恋はしていたいんです。奥さんの事も娘の事も大切ですし、離婚する気はまったくありません。だけど、会社での仕事はつまらないからトキメいていたい……だめですかね？」 　離婚する気がないと言っても、不倫がバレたら離婚されてしまう恐れもあるし、何よりもそんなに大切にしている家族に対して罪悪感はないのだろうか？ 「来る者は拒まない主義なんですよ。ワンチャンあればラッキー、みたいな。だからバレなきゃ別にいいんじゃないかと思っています。なのでそこに罪悪感も倫理観もないかもしれませんね。不倫関係が終わって別れた相手にも情がありますから、ずっと元気かなって、たまに連絡することもありますよ、返事はありませんけど」 　逆にいえば懐の深い愛情深い男にも思えてきたが……どことなく甘さがにじみ出る言動が印象的で、それが年齢よりも若く（幼く）見えているようにも感じた。いつか大きな報いを受けるような気がしてならない。 　さまざまな不倫のケースを見てきた不倫研究家である筆者から少しアドバイスをするなら、もしも自分がそういうタイプであると自覚している場合、今日から気を引き締めてほしい。自分は年齢の割には若く見られることから、若手の女子社員とも良好な関係が築けているように見えるかもしれない。しかし、だからこそ“一定のラインを絶対に超えない”ように、物理的な距離を置くこと。“大きな報い”が怖ければ、決してワンチャンあればラッキー、とは思うなかれ。＜取材・文／穂高あんず＞不倫研究家。何故か既婚者に口説かれる事が多いことから不倫男たちの生態と戦略について研究している。