更新日:2020年05月19日 10:19
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GUの1990円のセーターは、Tシャツ感覚で着倒せる冬の逸品

28/108 ローゲージタートルネックセーター(GU)1990円

MBのヘビーユース108

ローゲージタートルネックセーター(GU)1990円

「これが1000円台!?」と驚愕しました。実は昨年も展開していたこちらのニット、大人気だったようで前回は冬本番になる前に軒並み完売してしまっていました。  1000円台の化学繊維混ニットなんて、それなりの風合いしか出せませんが、こちらは肉感もあり、起毛感も天然ウールのそれに近い。アクリル混とはとても思えません。「GUだよ」と教えると誰もが目を丸くして驚きます。  この手のローゲージニットはそれなりに投資しないと良品が手に入らないからこそ、この金額は本当にありがたい。昨年はレディースのインフルエンサーが目をつけて紹介、そこから火がつき女性を中心に売れていたようです。  冬のインナーとなるニットは防寒性が高い分、屋内ではどうしても汗ばんでしまう。そうして汗や皮脂が染み込み汚れるわりにTシャツのように気軽に洗うことも着捨てることもできないほど値段は高い。結果、シミのついたボロボロのニットを我慢して2年ほど着て買い替えたりと……前々から納得いかずにいました。  しかし、1000円台ならもはやTシャツ感覚。昨年は毎日のように着用し、気にせずに洗濯機でガラガラと洗っていました。タートルネックは首元がとにかく汚れる。  衛生的にも見た目にもダメになりやすいからこそ、「気軽な値段で買える」のはとても大事。10年前なら2万~3万円は出さねば買えませんでしたが……今は便利な時代ですね。 MBのヘビーユース108 シルエットは今風に少しゆったりとしており、中にシャツを入れる着こなしもOK。防寒性が高いわりに粗編みで、通気性はそれなりにあるので屋内でもそこまで激しく蒸れたりしない。ウールっぽく見えるけど、アクリル混ですから意外とサラッとした風合いです。  また、このアイテム、ネック部分があまりフィットしてないのもいいところ。タートルはたまに首元にピタリとくっつくほどフィットしているものがありますが、こちらはほどよくゆとりがありチクチク感も少なくて快適。  値段だけでなく風合いや着心地まで配慮された「GU冬のマストバイ」です。できれば来年も変わらず継続して出してほしい。これは「真冬のTシャツ」、おすすめです。 【今週の掘り出し物】 MBのヘビーユース108今年の秋冬の注目ブランドはどう考えても「CELINE」。実はアパレル以上にアイウェアが評価されています。3万~4万円くらいするので高価ですが……形ははちゃめちゃにきれいです 商品、衣装/すべて私物 撮影/林 紘輝(商品) 岡戸雅樹(人物)
MB
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag

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