恋愛・結婚

初婚率はわずか0.7%…50歳超の婚活が「イバラの道」な理由

 皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。

山本早織

50歳を超えて結婚していないと「生涯未婚」

「生涯未婚率(しょうがいみこんりつ)」、この言葉を聞いたことがあるという方は少なくないと思います。  人口の統計に用いる言葉であり、50歳になった時点で一度も結婚をしたことがない人間の割合を意味し、「45~49歳」と「50~54歳」未婚率の平均値から算出します。 「50歳を過ぎたら生涯未婚だという決めつけはおかしい」なんて声もあり、最近では政府の刊行物では使用が控えられているそうですが、実際、50歳を越えた初婚男性の成婚率はわずか0.7%程度。1%を切っているのも事実です。  4人に1人の男性が生涯未婚というデータも出ており、結婚相談所もどうにか結婚を望む50歳を越えた男性にも結婚という結果を作りたいと模索しています。  しかし、私自身も結婚相談所事業を3年、恋愛コンサルを5年近くやっている中で50歳を越え、初めての結婚した人は2人しか見たことがありません。  不可能ではない。しかし、50歳男性にとってはイバラの道。人生をもう折り返してある程度が経過し、「今さらこんな苦労をするのか……」と挫折する人が多いのです。

50歳を超えても急に結婚したがる男たち

 では、実際、50歳未婚男性で結婚を手にすることができる人とそうではない人では何が違うのでしょうか。結婚まで至らない50歳男性の共通点を具体的にお伝えします。 「自分の穴を埋めたい。自分中心に世界が回る男性」。  50歳未婚男性は精神的にも肉体的にも忙しい年齢。なぜなら両親の介護、定年後に向けた準備、加齢からくる疲れ、本当にこのままでいいのかという焦り、女性から相手にされなくなる寂しさ……さまざまな面で誰かを求めるようになります。
男性

※写真はイメージです(以下、同)

 猫の手も借りたいくらい忙しくなり、介護や家事に追われれば、奥さんがほしいと感じるし、寂しさや将来の不安を感じれば、そばに誰かいてほしいと思うのは自然なことです。しかし、そんな自分のポッカリと空いた穴を埋めるための都合のいい相手を選んでいる人は結婚へつながりません。 「介護も手伝ってほしいから、そういった知識のある人がいい」「将来のお金が不安だから共働きしてくれる人がいい」と自分の穴を埋める条件がどんどん増え、まるで自分を中心に世界が回っているような状態に。  しかし、あなたの穴を埋めるためにあなたに尽くしてくれる女性がいるはずがないのです。あなたを支援したい。あなたを支えたいと相手が自ら感じ、行動に起こしてくれるようになるためには、まずあなた自身が相手へ支援することが必要ではないでしょうか。
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50代でも結婚できる人とは?
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