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新型コロナ拡大でテレワークが推進。「家だと仕事が進まない」と戸惑う声も

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府の呼びかけもあってテレワーク(在宅勤務)を導入する企業が増えている。多くの人が集まる「イベント」が続々と中止となっている今、通勤で「満員電車」に乗車するという行為も、感染拡大のリスクであるのは間違いない。可能ならば外出を控えるといった対策は妥当なものだろう。
テレワークイメージ

写真はイメージです(以下同じ)

 しかし、テレワークで「仕事が進まない」といった声もある。

テレワークになってから、実働2時間

 都内のPR会社に勤める伊野伸介さん(25歳・仮名)は現在、広報アシスタント職に従事。彼の勤める企業では「コロナ問題が収束するまでは自宅での作業」を推進しているとか。 「僕の会社の始業は9時からなのですが、多くの社員にとってはちょうど通勤ラッシュの時間帯。新型コロナの感染拡大が止まらない状況で、会社から『出社する必要のない人は自宅で作業を』という方針が出たんです。メールでのやり取りやリリース作成業務が主で、自宅でも仕事が出来てしまう僕は、『出社する必要のない人』になります」  仕事をするために満員電車に乗る必要がなく、しかもお給料も貰える。こんな事態でも出社義務のある会社員からすれば「うらやましい」の一言に尽きるはず。 「それは、僕も自宅作業って憧れてましたよ、今までは。でも、家で仕事するって本当に捗らないんですよねぇ。まず、朝起きられない。普段は7時に起きてるけど、テレワークになってからは9時に起きてます。ちょうどいつもの始業時間ですね。上司から日中、チャットで指示が出るんですけど、資料作成がほとんどで、『今すぐやらなければいけない』ことは少ないんです」  会社に出社していた際、1日8時間働いていた伊野さんは現在、実働約2時間だというから驚く。 「9時に起きてメール、チャットを確認して、12時頃までスマホをいじりながらダラダラしてます。で、近所のファミマで昼飯を買って、ヒルナンデスを観る。14時頃からメールを返したり、リリースを作ったりするんですけど、それがなかなか進まない。僕、ヘビースモーカーなんですよ。でも会社では普段、1時間に1回の小休憩のときしか吸えない。女上司からも『ヤニ臭い』と嫌味言われるし。でも、家なら気遣いも不要。 スマホ操作 そんな一服の最中になんとなくYouTubeとか開いちゃうと、それが最後。朝倉未来のチャンネルとか観てると、気づいたら3時間くらい経過してたり(笑)。結局、働いているのは2時間くらいかな。もっと少ないかもしれないけど(苦笑)」

責任のない仕事のままでいいかも

 だが、それで仕事が成り立つのだろうか? 「結局、会社にいるから仕事が増えてるんだということがわかりました。アシスタントなんでやることがないとコピー用紙補充しろとか命じられる。会社の電話に出たりもする。今は労働時間が少ないけど、本当にやらなくちゃいけないことだけできていると思ってます。ただ、もっと上の立場になればやることは増えるだろうし、そうなったらこの環境を維持するのは難しいですよね。直属の上司はきっと、家でも会社にいるときと同じくらい仕事をしているはずなので。  給料も貰えてこんなに楽なら、アシスタントっていう今の立場が得かもなんて考えてますよ。会社に出社してたときは、『もっと責任ある仕事を任せて欲しい』とかアピールしてたけど、今はこのままでいいかもと(笑)」
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