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ファストファッションの賢い選び方。ユニクロは小物NG、無印は低身長向け…

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第285回目をよろしくお願いします。
メンズファッションバイヤーのMB

メンズファッションバイヤーのMB。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

 世の中に無数にあるファストファッションブランド。ユニクロ、GU、無印、ZARAにH&M……。どれを選んでも同じじゃん、と思っていませんか?  とんでもない。実は各ブランドにはそれぞれ特徴があり、選び方があるのです。今回は代表的なファストブランドで「何を買うのが賢いのか」をレクチャーします。

▼極上の定番品ならやっぱりユニクロ! 反面、弱点もあります…

UNIQLO ドライカラークルーネックT(半袖) 590円(+税)

ドライカラークルーネックT(半袖)

 まずはユニクロ。ユニクロで選ぶべきは「定番アイテム」。長い開発期間をかけて10年以上愛される定番品を作り出すのが彼らのスタイルです。  カシミアもフリースもエアリズムもヒートテックも超がつくほどのロングセラー。この20年、ユニクロの努力の甲斐あり、日本のカジュアル服のレベルは圧倒的に高くなりました。ユニクロで選ぶべきはシンプルなTシャツ、シンプルなデニム、シンプルなシャツなど。あらゆる不満を解消してくれる「国民服」を提供してくれています。  たとえば、ドライカラーTシャツ。誤解を恐れずにいえば「ジェー○ス○ース」あたりの1万円前後のTシャツと比べても、ほぼ差がわからないくらい素材感もシルエットも美しい。わずか590円(驚愕の安さ!)ですが、高級カットソーと比較しても見劣りしないしなやかな素材と屈強な縫製はアパレルデザイナーである私でも最早どう作ってるのかわからないほど。

ドライカラークルーネックT(半袖)

 いったいどういう生産背景を持つと、このクオリティを590円で出せるのか……5900円でも作れないレベルです。  反面、ユニクロが不得手なのはデザイン服。彼らがいかに高コスパであっても彼らは「定番服」を作ることを信条としているため、全身ユニクロだと少々「地味」になりがち。そこで、デザイン服は他ファストブランドで調達する必要があるでしょう。

▼デザイン服ならZARA一択。最先端トレンドデザインが楽しめる!

ZARA ポケット付きテクスチャー入り生地スウェットシャツ 1990円(+税)

ポケット付きテクスチャー入り生地スウェットシャツ

 デザイン服のおすすめはZARA。世界トップの売り上げを誇るファストブランドの王であるZARAはユニクロと正反対の考え方です。定番服なんていらない、「今着たい」トレンドデザインの服を飽きられないように大量に用意する方式。  ZARAは店舗に行くたびに商品がガラリと変わっており、実にさまざまなバリエーションが用意されています。ユニクロは一時期、「ユニ被り」という言葉で揶揄されてましたが、ZARAではそれが有りえない。  たとえば、スウェットシャツなど一枚とってもユニクロとはまったく異なります。ユニクロはシンプル無地で、ある種「どこにでもありそうな」デザインのものが大半ですが、ZARAはデザイナーズブランドが作ったかのような凝った印象のものが多い。ただ、大量に用意されているデザイン服の中には当然、アタリハズレもあり、子供っぽいデザインやヤンチャすぎるものなども混在しているので、ある程度の審美眼は必要になります。

ポケット付きテクスチャー入り生地スウェットシャツ

 素材や作りもさすがは世界一の規模を誇るファストブランド。値段からは考えられないほど上質に作ってあるので高コスパです。ただし、ひとつの定番品を大量に売り続けるビジネスモデルであるユニクロと比べると品質は劣る。ユニクロは「一型あたりの生産数が極大」なので、単価を極端に下げることができ、その代わりにデザインが劣るというわけです。  なので、「定番シンプル服を買うならユニクロ、デザインフルなトレンド服でアクセントにするならZARA」という選び方が賢いでしょう。
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無印、GUで選ぶべき商品は…
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