更新日:2025年04月02日 10:54
ライフ

「“ギャル男”を広めることは社会貢献」SNSで話題のギャル男がSNSで発信する意外なワケ

平成ギャルがトレンドになっている昨今。見た目だけではなく精神性にも注目が集まり、ポジティブに自分らしさを貫くマインドが支持されているという。それに続くように、沸々と話題になっているのが“ギャル男”の再来である。
HIDEOMI

HIDEOMIさん

その中心となっているのが、HIDEOMIさん、misakiさん、kosukeさんが立ち上げたギャル男文化の復興を目的としたサークル「Lancer Noise Eldrago」(以下・LANDORA/旧チョベリグ)だ。彼らはギャル男ファッションやヘアセット、パラパラなどのダンス動画を発信しており、渋谷に出現した際には、SNSでは「センター街にギャル男がいる!」と噂になっている。 今回登場するのは、メンバーのひとりであるHIDEOMIさん(年齢非公開)。なぜLANDORAは生まれたのか、彼らにとってギャル男とは何なのか。

ギャル男になったきっかけはホスト。GLAYを参考にしていた時期も

HIDEOMIHIDEOMIさんがギャル男に目覚めたのは、仕事を通じて30代〜40代のホストと出会ったことがきっかけだった。 「みんな超かっこよくて。で、この人たちの卒アルを見たら全員ギャル男だったんですよ!あ、俺もこうなりたいと思って。前からチャラチャラはしてたんですけど、もっとガチでやろうって。それで、カラコン入れたらかっけえっしょ!メンズメイクしちゃお!とか色々やって出来上がったのがこれで。ここ半年ぐらいのことですね」
ヴィジュアル系ファッション時代

ヴィジュアル系ファッション時代のHIDEOMIさん(提供写真)

HIDEOMIさんはフリマアプリで雑誌『MEN’S KNUCKLE』『men’s egg』を探し回り“平成ギャル男”を研究。ほかにもヴィジュアル系バンドのCDジャケットなども参考にしていたそう。 「GLAYとかを参考にしていた時期もありました。昔の雑誌を見て、それを真似しようと髪の毛をいじくってみたりとか。でも今は『men’s egg』モデルだった引地(敬澄)くんが好きですね!」

動画は100万再生超え。ギャル男仲間でサークル「チョベリグ」結成へ

渋谷

渋谷に平成のギャル&ギャル男ファッションの男女が集結!(提供写真)

去年からはSNSでの発信も始めた。すると美容師でもあるmisakiさんからカットモデルの誘いが。二人は会うなりすぐ意気投合。ギャル男仲間となった。 その後、kosukeさんもmisakiさんのカットモデルに。それからmisakiさんの提案で、3人で集まることになった。ギャル男話で盛り上がれることなんてなかなかない。話は尽きなかった。 ある日、3人は渋谷に集まり撮影会を実施。試しにそれをSNSに投稿してみたところ、すぐに100万再生を突破した。平成が来る、ギャル男の時代が来る、そう予感したという。 「一気に認知されてこれやばいわみたいな。じゃあやるしかねえ、一発やろうってことでサークル『チョベリグ』(現LANDORA)が始まりました」
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HIDEOMIさんの声かけで目覚める人も
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1994年生まれ。リアルサウンド編集部に所属後、現在はフリーライターに。『リアルサウンド』『日刊サイゾー』などで執筆。またnoteでは、クォーターライフクライシスの渦中にいる20代の声を集めたインタビューサイト『小さな生活の声』を運営している。

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