「緊急自体宣言が開けて自粛ムードが少し落ち着いたときに、同僚を集めてこれからのV字回復に向けて決起集会も兼ねて食事会をすることになったんです。皆、なかなか時間が合わないので、日曜に開催することになったのですが、そのときも揉めに揉めましたね。同僚には女性もいるのですが、『休みの日に私を置いて女と出かけるなんて浮気だ！！』とまたもや号泣……。僕が幹事だったので行かないわけにはいかず『もう、出るよ』と泣いている彼女を置いて家を出たんです。すると、『ウアアアアーーー！！！』とマンションの1階のエントランスにまで響く声で彼女が叫びだしたんです！ 　しかも、外から部屋を見るとベランダから彼女が身を乗り出して叫んでいるんです。しまいには、飛び降り自殺だと勘違いしたマンションの住人が通報してパトカーまで来る始末。どうにか痴話喧嘩ですと説明して帰ってもらいましたが、食事会には大遅刻。同僚からは『こんなときに遅刻なんて何考えてるの？』とドヤされるわで散々でしたね……」 　現在、東京では感染者が急増し、岡安さんもふたたびテレワークになっているという。彼女は岡安さんが家にいることで今は落ち着いているというが、彼の方はグッタリしているように見えた。 「しかも、僕と同棲したのを良いことに彼女がまったく働かなくなったんですよね……。『コロナのせいで病んだ』と言っていますが、本当は僕を監視するための嘘なのでは……とすら勘ぐってしまいます」 　彼女のメンタルも気になるところだが、このままでは岡安さん自身も鬱っぽくなってしまわないか心配になってくる。実際に彼女自身が心療内科に通っているわけではないというので、本当に鬱なのかも微妙な気もするが……。＜取材・文／結城＞