更新日:2022年11月18日 20:46
仕事

自分に自信がないセクシー女優・夏目響。コロナ禍での異例の大ヒットに本人は…

お金を払って見てもらうのが申し訳ない……

「最初は自分自身、お金を払って見てもらうのが申し訳ないとすら思っていたんです。でも、自分が思っている以上にポジティブな反応があって、嬉しかった。そうでなかったら、無名のままで活動をやめていたかもしれない」  インタビュー中も質問に真剣に耳を傾けながら、自分の中でしっかり噛み砕いて返答をくれる。とても真面目で、几帳面な性格であるように見えた。 「慎重派で優柔不断な自分にあまり自信が持てない。演技って正解がないから、作品を撮る時にもいつも不安です。まだ知り合いも少なくて、相談できる人もいなくて……。心配性な性格のせいで、まだこの仕事が向いているとも思えない時もあります」
夏目響

「自分に自信が持てない」と話す夏目さん

 奇しくもコロナによる外出自粛の真っ只中のデビューとなった彼女は、本来デビューしてすぐに行われるイベントもできなかったため、ファンとの生の交流もできていないという。それでも、twitterのフォロワーはすでに3.6万人を超えている。 「実際はもっと早いタイミングでファンの皆さんともお会いできるはずだったのですが、コロナでイベントは全部中止になってしまいました。自分自身、生の声が聞けないのはとても不安で……今はSNSでの交流だけでも頑張ろうと思い、積極的にリプライなど返しています」  フォロワーから届くお悩みDMをきっかけに、noteを使ってのお悩み回答も行っている。人の話や悩みを真剣に考えたり、文章にまとめたりすることは好きだという。 「学生時代も美術部で、ひとり黙々となにか作ることは好きでした。人が思っていることや、頭の中でまとまっていないことを考えたり、文章にするのは好きです。悩み相談は、たくさん来るDMの中でランダムに返しているものなのですが、毎回自分が思う以上に、相談してくれた人やそれを見た似た環境の人たちが共感して、喜んでくれて……。それが嬉しかったから、続けていきたいなって」  几帳面な性格から来る、丁寧なコミュニケーションで着いてきたファンも多いのだろう。事務所の中でも早い出世に期待されているというが、本人は自信がなさそうに語る。
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ファンにお礼を言うまではやめられない
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1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携ったのち、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。

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