仕事

自分に自信がないセクシー女優・夏目響。コロナ禍での異例の大ヒットに本人は…

何者でもない私を、愛してくれてありがとう

「女優を続けた先に、自分がどうなっていくのかもまだよく分かっていないんです。5年後、続けられているかもわからない。将来の夢とかも、まだ探している途中という感じ。  でも、今はとりあえず、私を好きと言ってくれる人のために、目の前のことを頑張っていきたいんです。名前もなくて、何者でもなかった私を応援して、愛してくれるファンの皆さん、一人ひとりにお礼を伝えるまではやめられない」
夏目響

何者でもない私を、愛してくれてありがとう

 22歳、普通ならまだ新卒で社会人になったばかりという年齢だ。将来の夢なんて分からなかったり、もう子どもではない、と周りに言われても、大人にもなりきれるわけでもない、マージナルな年頃だ。  ネットやSNSの普及により情報は集めやすくなっているため、10代のうちからしっかりとやりたいことを見つけたり、そのために発信活動をしていく子もいる。だからこそ、そういう若い天才たちを見て、焦ってしまう若者も多い。夏目さんにはそんな年相応のあやふやさも不安も残っていて、本当の意味での“ピュアさ”を感じた。  自分が何者であるのか。分からないままに踏み出したにしては、とても大きな一歩だ。夏目さんのこれからの成長を見守っていきたい。<取材・文/ミクニシオリ 撮影/鈴木大喜>
1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携ったのち、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。
1
2
3
おすすめ記事
ハッシュタグ