仕事

40代Uber Eats配達員が大阪なんばでオフ会を開催してみた

 僕は普段、日雇い派遣などの仕事で稼ぎつつ、時間を見つけてはタイなどの東南アジアを中心に旅してきた。この状況では海外旅行には行けそうにないが、日本国内ならば比較的自由に動けるようになってきている。旅がしたい。でも、社会の底辺で生きる僕にはお金がない。そこで「Uber Eats」の配達で稼ぎながら国内を自転車で旅するという方法をとることにしたのである。

なんばでオフ会を開く

小林ていじ

所持金3万円で東京を出発、「Uber Eats」の配達で旅費を稼ぎながら沖縄まで自転車で旅する筆者・小林ていじ

 旅に出て48日目、僕は大阪にいた。この日は丸一日ウーバーの配達を休んだ。僕はこの旅の様子をYouTubeでも配信しているのだが、その動画編集とこの連載の原稿執筆がかなり溜まっていたからである。  49日目。いちばんの稼ぎどきである日曜日だったので配達を行った。が、この日ですら大阪は配達リクエストが非常に少なかった。これまでの旅で通ってきたどの都市も日曜日だけはどしどしとリクエストが入ってきたにも関わらずである。夜になればもう少し稼げるようになるだろうが、この日は午後6時頃で配達を切り上げた。  そして自転車を駐輪場に止め、向かった先はなんば高島屋である。TwitterとYouTubeのコメント欄で告知していたのだが、この日午後7時からオフ会をやることにしていた。その待ち合わせ場所をなんば高島屋前に指定していたのである。  高島屋に到着するとその入り口の近くに立ち、目印として足元にウーバーのバッグを置く。オフ会を開くのははじめてのことなので、どれくらいの人が来てくれるのかはまったくの未知数だった。  さあ、果たして……。

参加者は何人?

 待ちはじめてから数分後のことだった。目の前の人混みの中からひとりの男性がスッと現れて声をかけてくる。 「小林さんですよね?」  オフ会の参加者だった。それからまたすぐに2人現れ、合計3人の参加者といっしょになんばの適当な居酒屋に入った。それからもうひとり遅れてやってきたので、参加者は4人になった。参加者ゼロのほうが話としてはちょっと面白いかな……と思っていたのだが、それでもやはりこんなに集まってくれたことは嬉しかった。
オフ会

まずはビールで乾杯

 最後に遅れてやってきたのは旧友のFである。このオフ会のためにわざわざ東京から新幹線で駆けつけたのだという。Fも大阪初日に玉造で会った光洋と同じく、約20年前に北京でいっしょにドミノ並べをした仲で、会うのはそれ以来だった。
オフ会

わざわざ東京から来てくれたF

 話はドミノ並べ終了後にいっしょにお花見をしたときのことになる。 「おまえ、あのとき、桜はきれいなのにていじさんは汚いですねって言ったよな」 「まったく覚えてないです」  そんなたわいのない話をしながら笑い合い、グイグイとビールを呷る。この日の飲み代も参加者の方におごっていただいた。夢のように楽しい一夜だった。そして本拠地の東京から遠く離れたこの大阪で20年ぶりの旧友と2人も会うというのも不思議だった。
女の子

居酒屋で隣の席で飲んでいた女の子と

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大阪最終日は遅くまで配達
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