更新日:2020年12月07日 11:55
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古着倉庫で約2000円。ライナージャケットは古着が苦手な人にもオススメ

68/108 M-65 ライナージャケット(レプリカ/ROTHCO)約2000円

MBのヘビーユース108

M-65 ライナージャケット(レプリカ/ROTHCO)約2000円

 本来、内側に着るはずのライナージャケットですが、昨今あえてアウターとして使うのがトレンドになっています。モッズコートなどのミリタリーアウターにつけ、防寒性を高める目的のライナージャケット。多くが中綿入りで暖かいのですが、あくまでアウターを補うためなので暖かすぎず、秋から春先まで長い期間、活用できると人気です。  また、アウターから襟元が出ないように作られたVゾーンやコンパクトなサイズ感はジャケットに似ており、ミリタリーながら品がある。スラックスと合わせてドレスライクに使う方も多いです。  そんな人気だけに海外高級ブランドから国内セレクトショップまでさまざまなブランドが商品を提案していますが、実は買うなら古着がおすすめ。軍卸しモノの本物から、レプリカ品など古着市場ではライナージャケットは定番として流通しており、お値打ちです。今回のこのモデルも古着の倉庫で2000円(仕入れ値)ほどで手に入れました。通常、古着屋さんは3倍掛け程度で値づけすることが多いので、6000円ほどで買える計算。高くても1万円以内で購入可能です。 MBのヘビーユース108

古着で探すときのポイントは2つ

 昔から私はライナージャケットが大好きで自宅には20枚以上も保管しています。ぜひ皆さんも古着屋さんで探していただきたいのですが、選ぶうえでポイントがあります。  一つはサイズ感。ライナージャケットはもともとインナーとして着るものだけにサイズが少々小さめ。特に袖部分が短いものが多いので、購入の際は必ず試着してサイズを確かめましょう。  二つ目は色。黒が一番使いやすいのですが、ミリタリーはカーキやコンクリートグレーが基本なので、黒はレプリカモノでしか見かけません。流通量が少ないので見つけたらチャンスです。カーキやグレーはなるべく濃い色合いのものを選ぶと合わせやすいでしょう。  ライナージャケットはインナーに着るものだけに古着でもダメージのないものが多く、ミリタリーの卸しモノならデッドストック(使われてない新古品)がほとんど。古着に抵抗のある人でも、比較的きれいなものをゲットできるのでぜひ探してみてください。 商品、衣装/すべて私物 撮影/林 紘輝(商品) 岡戸雅樹(人物)
MB
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag

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