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平祐奈、姉・平愛梨から驚きの一言「今それ言う!?って思った」

映画『10万分の1』で難病ALSを患う主人公を好演し、女優としてのキャリアを着々と積み上げている平祐奈。意外にも、まもなく芸歴10年のベテラン女優が22歳ですでに到達したある境地とは――? 平祐奈

涙しつつも「今それ言う!?」って思った

 映画『10万分の1』で、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患う主人公を演じた平祐奈。明るく前向きな役を演じることが多かった彼女にとって、本作は挑戦だったと振り返る。 平:ALS患者の方から直接お話をうかがったり、実際に杖をついて生活して役作りをしたんですが、転ぶシーンがたくさんあったので、撮影期間中は常に両膝がアザだらけでした。でも、自分自身のイメージを変えていきたい気持ちもあったので、この役に出合えたことに本当に感謝しています。  原作は「今、一番泣ける漫画」として大ヒットを記録した同名コミック。もともと同作のファンだったという彼女は、日頃から泣くことが多いとか。 平:特に姉(平愛梨)とは涙腺が連動してると思えるほど、泣くタイミングが一緒なんです。姉が結婚してイタリアに行くことになったとき、玄関で見送りながら抱き合って泣いてたんですけど、そのとき姉が『ゆうちゃん……一緒に痩せようね』て言ったんですよ。涙しつつも『え、それ今言う!?』って思ったのが記憶に残ってます(笑)

もうすぐ芸歴10年、22歳で達した境地

 来年1月で芸能生活10周年。大学卒業も間近に控え、自身の気持ちにも変化を感じているという。 平:今年はコロナもあって大変な年でしたが、そのぶん自分自身と向き合えたんです。これまで割とのほほんと生きてきて、何でもやりたいって夢や欲望を持ってたけど、目の前のひとつひとつのことを大切にしていきたいと思うようになりました。この“普通”をずっと続けていけるように、頑張っていきたいというのが、今の気持ちですね。  22歳にしてこの境地。「普通が一番」だと改めて思い知らされました。
平祐奈

今年、念願の運転免許を取得。「小さい頃に集めていた『なめ猫の免許証』に憧れて、ずっと免許証が欲しかったんです(笑)。いつか趣味の神社巡りを車でしてみたいですね」

【平祐奈】 ’98年、兵庫県生まれ。’11年、是枝裕和監督作『奇跡』で女優デビュー。その後、映画『honey』などでヒロインを務めた。Eテレ『クックルン』にレギュラー出演中。現在公開中の白濱亜嵐とのダブル主演作『10万分の1』では、ALS患者という難役に挑戦し、女優として幅を広げている。発売中の『YenSPA!』の表紙にも登場 撮影/藤城貴則 ヘアメイク/菊地弥生(ひつじ) スタイリング/川上舞乃 取材・文/森野広明 衣装/ALYSI(マツオインターナショナル) ※週刊SPA!12月15日発売号より
週刊SPA!12/22号(12/15発売)

表紙の人/ 土屋太鳳

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