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2万円が4億円になったカラクリ〈第六話 幻想〉

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2万円が4億円のカラクリ

 この日、俺は例の4億ギャルを新宿歌舞伎町に呼び出し、ずっと気になっていたネタについて聞いてみた。 「たった2万円を4億円にしたと言ってたけど、どうやってそんな大金を手にしたの?」 「それはね……」と順を追って話してくれたのだが……、この話、とても公の漫画に描けるものではなかったのである。たしかに犯罪ではないが、これは堂々と言えるものでもないし、そもそも“大金を手にした”わけでもなかった。なにより話がマニアック過ぎて、仮想通貨初心者の俺にはチンプンカンプン。もし、この人が詐欺師だったとしても見破れなかったなぁ……。  とにかくわかったことは、4億円は絵に描いた餅であり、いうなれば幻想。「4億円は無いに等しい」と言っても過言ではないということ。誰かが4億円相当の価値と決めた数字がデータ上に浮いている状態、とでも言うべきか……。それじゃまだ“金”じゃない! 要するに、データ上だけにあるということは、絶対に開かない金庫に4億円入ってるみたいなことで、その金庫がずっと家にあるみたいなもん。

生殺しっ……!蛇の……!!

 しかし4億ギャルは、自分が4億円持っているとも思っていないようで、フリーランスのグラフィックデザイナーとして穏やかに暮らしています。めでたし、めでたし……なのか?  次回は毎月50万円稼ぐ方法聞いてみようと思います。初心者からすると、データ上に浮かぶ4億円より、しっかり引き出せる50万円のほうが圧倒的に魅力っ!愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 Twitter @hashimotosan84

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