第四話 利確
このマンガは投資に関してはズブの素人である漫画家・ハッシー橋本が大ヒットマンガ『中間管理録トネガワ』で稼いだカネを怪しい投資話にブチ込んで、「億り人」になるのか、はたまた「送り人に送られる人」になるかを描く壮大な実体験投資マンガである。

耐えて、耐えて、耐えて……。我慢して、我慢して、我慢してようやく到達した+50万円という高み。+40万円、ここで現れた悪魔の「もう、売ってもいいんじゃないか……」という囁きも耐えたっ!
僥倖っ!
まさにこの言葉が頭の中を駆け抜けたのは、キッチリ儲けた分の50万円引き出したとき。いやぁ~嬉しかった。人生初めて打ったパチスロ吉宗で1G連かましたときの興奮を思い出したもんです。
とは言え、これはビギナーズラックだと思いを定め、このまま仮想通貨の道を突き進むと決めたわけだから、兜の緒を締めていかねばならんわけですな。じゃあ、どうすればもっと儲かるのか……。そこにまたしても現れたのが、あの2万円4億円ギャルなのであります。
4億円の女神が囁く
あぁ女神様、この迷える仔羊を勝ちへの道へと導き給わんとすがったところ、女神はこう宣ったのであります。
「じゃあ、もっと詳しい人に聞く?」
4億円よりも上? 5億円? 10億円? こうして、ある人物と会うことになったのであります。さて、神か仏か、悪魔か閻魔か……乞うご期待!
愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 Twitter
@hashimotosan84