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気になるオートレース今年初のSG「全日本選抜」の注目3選手

 昨年は森且行選手が悲願のSG制覇があり、ファンではない方々にもレースを目にする機会があったオートレース界の2021年初SG「全日本選抜オートレース」が2月19日~23日の5日間、浜松オートレース場で開催される。ネット投票でも気軽に買え、レースも見られるようになった今、気になる人も多いのではないだろうか。そこで「オートレースは気になるけれども現在どんな選手が活躍しているのか知りたい」という読者に向けて現在活躍している選手を中心に全日本選抜オートレースを展望していきたいと思う。
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森且行選手の優勝で注目が集まったオートレース。迫力あるレースは一見の価値アリ!

昨年MVP・青山周平は3連対率94.6%

 昨年オートレースでMVPとなったのは2年連続で青山周平選手(伊勢崎)だ。SGタイトルこそ年末のスーパースターフェスタ1つではあったが、年間通して高い勝率と3連対率を残し、優勝回数も最多の13。その勢いは維持されたまま。2月17日現在で直近180日の勝率は75.0%、車券対象の3連対率は驚愕の94.6%と、ほぼ外しちゃダメな状態を今年も維持している。  今年1月の伊勢崎でのG1シルクカップでは試走3.22、レースは3.324の爆速タイムで全場G1優勝となったばかりで、勢いはむしろ増すばかり。唯一、近況で雨走路のときに1着がないがそれでも3着以内には入ってきており、今回の全日本選抜で他の選手が青山選手に勝つには、試走段階で負けていない状況でなおかつスタートで先制できなければ勝負にならないかもしれない。まずは注目……というよりも、絶対に注目しなきゃダメな選手である。

5連続優勝が懸かる鈴木圭一郎

 昨年、1着回数が最も多かったのが鈴木圭一郎選手(浜松)の85回。だがSG優勝がなく、タイトルという点では物足りない印象ではあるものの、2016年にデビュー最速SG制覇を全日本選抜で成し遂げてからの5年でSG8度の優勝を飾っており、誰が見ても現在のオートレース最強選手といっていい。  なにより鈴木圭一郎選手は今回の全日本選抜で同一SG5連続優勝がかかっている。過去に1人しか達成していない偉業が地元浜松開催で目前なのだが、直近の飯塚G1開設記念優勝戦でフライングをしてしまい、昨年からの優勝戦でなかなか勝てない状況が続く。得意タイトルで巻き返し最強の証明ができるかどうかが見どころだ。
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13年ぶりに優勝した伊藤信夫に注目
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公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright

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