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観戦も予想も楽しくなるオートレースの基本用語

コーナーのたびに訪れる勝負ポイントの連続にシビれろ!

 昨年、森且行選手がSG全日本選手権を優勝したことで話題となったオートレース。最高速度時速150kmは公営競技最速で、レース場に足を踏み入れればスピードとモーター音で気分がアガること請け合いだ。しかしながら、他の公営競技と比べてレース場も少なく、触れる機会が少ないことから、予想が難しい、ルールは?といって声も聞かれる。そこで今回はオートレースの基本を用語解説を交えながらお送りしたいと思う。
オートレース

スタートからゴールまで、抜きつ抜かれつの激しいレースが醍醐味のオートレース

 まず、オートレースと他の公営競技と違いを一言で表せば「興奮の連続」であることだ。競馬や競輪が後半に盛り上がり、ボートが前半に盛り上がるのに対し、オートレースでの勝負どころはずっと続く。それは高速で走るバイクがコーナーのたびに、抜きつ抜かれつの攻防が起こるためだ。オートレースは基本6周回(8周・10周戦もある)だが、1周するあいだに1・2コーナーと3・4コーナーで2回の追い抜きポイントがあるため12回、その攻防が発生するといっていい。目が離せないとはまさにこのことだろう。

オートレース用語「レース」編

 そんなオートレースを楽しむうえでレースについて知っておきたい用語を整理しておこう。レースがどのように行われているのかを理解すればまずは楽しむことができるのではないだろうか。 【試走タイム】  オートレースではレースの数十分前に「試走」という競走車の状態をファンに見せることを行う。このときの試走ラスト1周500mでのタイムを5で割った100mの平均タイムが試走タイムとして発表される。原則、実際でのレースでのタイムが試走よりも速かった場合は罰則があるため、手を抜くことはなく、競走車の状態を把握するうえで試走は重要。ファンは試走で膨らみ加減なども見て総合的に状態を把握するため注目するところなのだ。 【競走タイム】  実際のレースで走ったタイムを100m平均で換算したものが競走タイム。他の車との攻防があるため、試走より速くなることは普通はない。 【ハンデ】  オートレースを面白くしているのがハンデの存在だ。それまでの成績をもとに選手にはスタート位置に差をつけることをしており、10mごとにスタート位置が後ろに下げられる場所がある。ハンデがない選手は「0ハン(ゼロハン)」などと言われる。ゼロハンは必然的に逃げ粘る競走になり、ハンデをもった選手は追い上げる競走になるため、それぞれ逃げる技術や追う技術がどれだけあるかを求められる。 【フライング】  それぞれのハンデ位置から大時計にあわせて一斉にスタートをするのだが、このとき時計が0秒になる前にスタートをしてしまうとフライングになる。1度フライングしても再発走でレースには参加できるが、翌日以降勝ち上がって優勝戦を目指す権利は失う「失権」となる。また同じ選手が2回目のフライングをすると「出走停止」となり、その選手に関する車券は返還となる。 【スタートタイミング(ST)】  スタートタイミングは大時計が0秒になった後どれくらい経ってからスタートを切ったかを示す。選手の反応のよさがわかり、同じハンデ距離同士から先制して前に行ける可能性を見ることができるといえるが、ボートレースでのスタートタイミングと違うのは、競走車が停まった状態からスタートしているため、加速の善し悪しは考慮していないという点だ。スタートタイミングが早くても加速がよくなければ先制はできない。あくまでスタートが決まるかどうかの一要素である。
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