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Twitterで「チケット詐欺」に遭いました。入金後、取引相手と音信不通に

SNSでの取引に注意

 今、SNSを通じて個人間で物の売買をする人が増えている。便利な時代になったともいえるが、トラブルも絶えない。そこには詐欺が潜んでいる可能性もある。たとえば、アーティストのコンサートやスポーツ観戦のチケットを「売ります(譲ります)」などの情報をよく見かけるが、代金を支払ったにもかかわらず、実際には手に入らないというものだ。
ネット犯罪

※写真はイメージです

 そんな悪質な行為について国民生活センターが注意喚起を行っているほどだが、先日、筆者もまんまと引っかかってしまった。情けないことは承知のうえだが、実体験をレポートするので反面教師にしていただきたい。

Twitter上の「チケット譲ります」に潜む罠

 筆者はこれまでに何回もTwitter上でチケットの取引を行ってきた。“チケット詐欺”という行為は知っていたが、どこか他人事のように感じてしまい、「怪しそうな人なんて大体見ればわかるでしょ」と軽く見ていた。  まさか自分が被害に遭うなんて思いもよらなかったのである……。  手に入れたかったイベントのチケットは発売開始からものの数時間で即完売していた。コロナ対策で人数制限をしているため、販売枚数はそもそも少ない。なので、いつも通りチケットをTwitter上で探すことに。  自分以外にも探している人たちがいる様子だった。人気公演なこともあり、チケットはなかなか見つからず。  それから数日経ち、ある一人のツイートが目に留まる。内容は「イベントのチケットを譲ります」とのこと。公演日、枚数も一致していたため慌ててDM(ダイレクトメール)を送った。相手は快くチケットの譲渡を了承し、「先払いで代金を支払ってほしい」と言った。  相手からはバーコードの画像が送られてきて「これをファミマの店員さんに見せれば大丈夫です。入金が済みましたら発券番号がこちらに届くので送りますね。発券もそちらのFamiポートでできますので」と説明された。  念のために……ということで、当選通知メールや顔写真付きの個人情報が送られてきたので、筆者はなんの疑いもなく言われるがままに入金を済ませた。
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