ニュース

高まる東京五輪中止論も、アスリートを政治的志向で巻き込むのは筋違い

池江選手を批判した8割がリベラル系?

五輪中止論 政権に批判的な勢力は五輪を利用してバッシングを強めています。一部はお門違いな批判も展開していて、競泳の池江璃花子選手のツイッターに突撃し、「辞退しろ」などと圧力をかけていました。もうアホか、と。  しかし池江選手は大人なので、「決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけ」とツイートし大きな反響を呼びました。ちなみに池江選手に辞退を求めるツイートを拡散しているアカウントの80%近くが、過去のツイートから「リベラル系」とラベリングされていたアカウントだったことがわかっています。

選手を政治的思想に利用するのは筋違い

 アスリートは五輪に命を懸けて調整しています。そのアスリートを政治的な志向で巻き込もうとするとは、批判の方向音痴も甚だしい限りです。結局は政治の決断です。これはやっても文句を言われるし、やらなくても文句を言われるでしょう。  難しい判断を下すことになりますから、現状はやる気でも、まだどうなるかわかりません。でも今文句を言っている人も、開催したら結局見ちゃう。それが五輪なのではないでしょうか。 今週の一言 五輪はやってもやらなくても批判される。しかし、アスリートを政治的志向で巻き込むのは筋違いである。
次のページ
動画で解説
1
2
3
4
動画配信者、作家。1988年、北海道帯広市生まれ。2012年より、YouTubeとニコニコ動画にて「KAZUYACHANNEL」を開設し、政治や歴史、社会問題などのニュースをほぼ毎日配信する。YouTubeのチャンネル登録者数は70万人超、ツイッターのフォロワーは11万人超。『日本人が知っておくべき「戦争」の話』など著書多数

記事一覧へ
おすすめ記事