「心霊スポット」実は低周波が原因?
―[オカルト現象の科学]―
† 呪われて体調を崩す †
ある特定の場所に行くと知らずに体調を壊したり、なんとなく気分が悪くなってしまう。
「それも低周波が原因の場合が多い。ちょっと前に風力発電所のファンが近くにあるため、その音波が空気中を伝わり近くの住民が体調不良を訴えるというのが話題になっていましたが、自覚としては聞こえないけど、体が反応してしまうケースがある。そういった場所に行くと自然と体調を崩すから、『ここには何か悪い霊でもいるんじゃ』と勘違いするんです」
行くと気分が悪くなるので「心霊スポット」だと思っていたら、実は単に低周波が原因だということも。どちらにせよそうした場所には近づかないほうが無難である。
風力発電の音波や高圧線の電磁波が人体に悪影響を及ぼす
ことも……(写真はイメージです)
【大槻義彦氏】
早稲田大学名誉教授、理学博士(東大)。
プラズマなどの物理学研究の第一人者として世界的にも有名。『大槻教授の反オカルト講座』などオカルトを科学的に分析した著書多数
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