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コロナで増える万引き被害。防犯タグ解除の動画は数十万回再生、転売目的も

アウトドア人気の裏で…

アウトドア

大型ストアでのアウトドア用品のレイアウト

 コロナ下にあってもアウトドア需要は大盛況。  屋外なら感染の心配が無いという声も多く、GWにはキャンプ場やバーベキュー広場など様々なアウトドア施設で規制がかかるほどの需要でした。  その余波はアウトドアショップだけでなく、ホームセンターからスーパーや100円ショップと関連商品が販売されるあらゆる店舗で影響が出ています。  そんなアウトドア需要ですが、裏で起きているのがコロナ不況によるアウトドアギアの窃盗。  フリマやオークションサイトでは特需ということも有り中古から新品まで、様々なアイテムが取引されています。  実際に使う目的か、あるいは転売かそこまでは万引きをした当の本人にしか判りませんが、話を伺ったホームセンターによると昨年から特に万引きが増えているという。万引き増加の背景にはレジ袋有料化やコロナによる賃金カットなど様々な理由が言われています。
盗品 転売

大手フリマサイトに出品される多数の万引きと疑わしき商品

従来の防犯対策とは違う方法で

 すべての商品に防犯タグ等を取り付けて徹底した盗難対策を行えば、万引き被害は減るかもしれませんが、店舗運営側としては販売上商品のディスプレイが必要だったり、すべての商品に防犯対策を行うのは難しい様です。  そんな防犯、万引き対策で従来とは違った方法でセキュリティーを展開しているという情報が入ってきたので、メーカーに話を伺ってみました。  今回取材に応じてくれたのは、日本万引防止システム協会・正会員の(株)杏林社。  日本万引防止システム協会は、万引防止システムをサポートする企業団体の集まりで、犯罪防止や防犯システムの実態調査等を行政や関連団体と連携し、活動している団体です。
万引き防止グッズ

(株)杏林社では様々なセキュリティ製品を取り扱っている。 

 現在大抵の店舗で採用されている万引防止システムは、自鳴式タグや防犯ゲート等を利用した見た目にもいかにも防犯対策をしているぞと言った物々しい設備が必要です。  ここに、防犯カメラ等を組み合わせ犯罪者に一定の心理的影響を与え、万引きを防止しているのが現状です。
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ネット上で解説される防犯タグの外し方
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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