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年末年始、コンビニの防犯体制はどうなる? 店内での防犯訓練はかなりリアルだった

 まもなくやってくる年末年始。世間的には「帰省や旅行などで家を空けることが増えるので強盗や空き巣に気を付けよう」という呼びかけを聞く機会が増える。同じくコンビニでもオフィス街や住宅街の店舗周辺から人が少なくなることもあり、特に防犯には力を入れる時期だ。基本的に24時間営業しているコンビニではどのように防犯対策を行っているのだろうか。
コンビニ

※画像はイメージです(以下同)

 各チェーンへの取材と元コンビニ店長である筆者の実体験を交えつつ、その実態をご紹介したい。

年末年始はレジにたくさんお金を貯めこんでいる、は間違い!

 もしかすると、「金融機関が1週間以上休みになるタイミングの年末年始は、両替などに備えいつもより現金をたくさん店舗で保有しているだろう」と思われるかもしれない。  しかし、そんなことはない。1店舗あたりに保有できる現金の金額は定められており、1日3回~5回程度「レジと金庫の中の現金が1円たりともズレがないか」を確認している。これは年末年始でも例外はなく、普段は1万円札や5千円札で保有している分を多めに小銭に崩すことはあっても、現金の総額が増えることはない。こんな時期に強盗に入ってあり金をすべて奪ったとしても小銭がジャラジャラとかさばるだけである。  売上金については筆者の勤務していた店舗では毎日店舗のATMより本部へ送金していたため、店舗に大量にまとめて保管しているということもなかった。

実際に各チェーンとしての防犯対策は……?

 コンビニ各チェーンに、店舗としてどのように防犯対策を行っているかを問い合わせてみたところ、おおむねどのチェーンも同様の対策を行っているようだ。 「日頃から人命を最優先に考える、レジ内の現金は少な目にするなどの『防犯8原則』を店舗と共有しています。万が一の事態が起こってしまった場合は人命最優先に対応しつつ、すみやかに110番いたします。  また、防犯会社と連携しており、従業員は随時非常ボタンを携帯しており、非常時に押すことで即座に防犯会社に連絡が行く仕組みになっております。さらに、定期的に『防犯訓練』をチェーンの垣根を越え、警察と連携して行っています」(セブンイレブン)  ファミリーマート・ローソンからも同様に、「お客様と従業員の安全を最優先に行動している」との回答があり、どのチェーンでも『人命最優先』の考え方は同じであるようだ。  ちなみに、セブンイレブンの話に出てきた『防犯訓練』の様子だが、テレビなどで放送されることもあり、なんとなく見たことがある方も多いかもしれない。しかし、その内容は想像以上に本格的なものだ。その実態をご紹介しよう。
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コンビニ強盗に備えた『防犯訓練』の内容
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