デジタル

コロナで増える万引き被害。防犯タグ解除の動画は数十万回再生、転売目的も

ネット上で解説される防犯タグの外し方

防犯タグの外し方

大手動画サイトによる防犯タグの外し方。数十万再生の動画がゴロゴロしている

 ですが現在の万引き防犯システムはショップ側からは対策にはなるけど、誤作動や設置の手間といったマイナスの意見も多く出ています。特に、アパレル界隈では防犯タグにはインクタグと呼ばれる、無理やり外すとインクが飛び散り商品を盗んでも役に立たない状態にするシステムが多く採用されています。  このインクタグだけでなく様々な防犯タグの外し方が、ネット上では動画付きで解説されていると言うことも有り、軽い気持ちで万引きを行う人もいるようです。

完全ワイヤレス防犯システムも

 防犯ゲートは見た目にも万引き防止対策として非常に有効ですが、店舗のレイアウト上どうしても設置できないと言った事も。そんな店舗には埋込み型の防犯ゲートを勧めている。ショッピングモールのテナントショップなど、あらゆる方向が通路に面している店舗などでは効果的に設置できるという。
め込み設置型防犯ゲート

埋め込み設置型防犯ゲート イメージ画像

 さらに小型のテナントやアパレルなど試着が必須な店舗向けには、完全ワイヤレスによる防犯システム「S-Guard」を提供。  防犯ゲートを設置せず、キューブ状のユニットを中心に、ドーム状に広がった磁界内がセキュリティエリアとなる。磁界から出れば、防犯装置は作動する仕組みとなっており、店舗イメージを崩すことなくレイアウトが作れる仕組みというわけだ。
S-Guard

S-Guard イメージ画像

 万引きという呼び方により、犯罪イメージが少なく感じる人も多いようだが、立派な窃盗罪となる。昨今では青少年よりも高齢者による万引きも多くなっていると言う統計もある。刑罰は「10年以下の懲役もしくは、50万円以下の罰金」と重い罪に問われるので安易な気持ちで万引きに手を染める事はしないでいただきたい。 <文/板倉正道>
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ