恋愛・結婚

妻への不満は何ですか? 2500人アンケート結果を『妻のトリセツ』黒川氏が分析

 コロナ禍で揺れる日本。今、そのど真ん中で生きる中年男性たちは何を考えているのだろうか? そこでSPA!は、40~55歳の男性会社員3300人(既婚2500人、独身800人)の大調査を敢行。今回は家庭&お金篇。その実情や悩みをひも解いた。

妻への不満は何ですか?

中年のお悩み白書

※写真はイメージです

 ひと昔前は「恐妻家」「熟年離婚」といった言葉が流行したが、そんな風潮に大きな異変が起きている。「Q 妻への不満は何ですか?」では、50.3%が「不満はない。よくやってくれている」と回答。半数が妻に感謝する結果に対し、『妻のトリセツ』などで知られる脳科学者の黒川伊保子氏はこう分析する。 「共働きが増え、夫が家事分担する機会が増加した上、在宅勤務を通じて妻の日中の行動を目の当たりにして、『家事や育児の大変さ』を夫が痛感するようになったのでしょう。その結果、妻に感謝を抱く人が増えているのだと思います」 中年のお悩み白書 また、不安が強いコロナ禍だからこその影響もあるという。 「これだけ妻を大事にする人が多いのは、40~50代にしては老成しすぎだとも感じます。男性脳は、問題が起これば、その解決に集中する傾向が強いので、コロナ禍という“問題”解決の筆頭キーワードが“家族”ということの表れでしょう。外に出られないぶん、家庭をマネジメントし、家族の結束を強めないといけないわけですから」

不満の上位、解消するには?

 とはいえ、不満がないわけではない。アンケートでは、「愛情やリスペクトがない 14.8%」「感謝されない 14.7%」「肉体的スキンシップの拒絶 14.7%」が上位に。 「仕事も家事も頑張っているのに妻は不機嫌。たまには愛想よくできないものか」(47歳・製造)と嘆く声も。不満を解消するには「自分から妻に優しい言葉をかけるべき」と黒川氏。
黒川伊保子

黒川伊保子氏

「人工知能と同じく脳も学習していないことは出力できません。家族から『優しい言葉』を引き出したいなら、それをあらかじめ入力する必要がある。なじられたら『嫌な思いをさせたね』と共感するだけで、妻の反応は変わります。  自分の行動の正しさは、妻の気持ちに寄り添った後で主張すればいい。イタリア人や韓国人は、女性の話に『いいね』『わかる』と優しく耳を傾けますが、一方で自分の主張はクールに変えません。女性は共感し合える相手としかスキンシップしたくない傾向にあるため、これはスキンシップに導く戦略でもあるんです」
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