お金

生産終了のホンダ・オデッセイ。中古車相場は意外な高評価

意外に“狭い”3代目

ホンダ オデッセイ

友人と日帰りで東京⇔京都往復をしたり、富士山登山に行くときなどオデッセイは大活躍した

 オデッセイの方向性が特に変わったのが3代目からだといえますが、当時、私がホンダディーラーに足を運んだ際、「荷物を載せたいならステップワゴン、走りたいならオデッセイ、人を乗せるならエリシオン」という説明を営業マンから受けました。  当時、3代目オデッセイは、床を低くしながらも、室内寸法は初代並と謳われていたのですが、ディーラーの方いわく、それは「数字のマジック」とのこと。これは2004年頃の出来事ですが、「なるほど」と思ったと同時に、3代目が意外と狭いということに驚きました。  私個人としては、3代目オデッセイは、初代をそのまま近代化し、さらに車高を低くするという付加価値をつけたエポックメイキングに見えたのですが、その3代目よりも初代を評価する声が多かった印象です。  実際、私が初代オデッセイに乗っていたときも、「シンプルさ」、「アレンジの良さ」には大変満足していました。  乗車定員いっぱいの7人で海にでかけたり、車中泊を前提に日帰りで長距離ドライブにいったりと、まさに『オデッセイ=長い冒険旅行』という車名の通りの使い方をしていました。今まで所有したクルマの中で、「誰かとどこへ行った」といったというような“体験ベース”の思い出が、最も印象深いクルマであります。

初代オデッセイを所有した経緯

 私が、初代オデッセイを手に入れたのは2004年のことなのですが、なぜ入手したかというと、人から頂いたからです。  私が免許を取得している最中に、母の知人が、「いらないクルマがあるから、初心者向けにちょうど良いかも」といって譲ってくれたのです。  セダン好きな私は当時、免許を取ったら、三菱デボネアあたりを購入しようと考えていたので、最初は「いらない」と返事をしたのですが、「タダでもらえるのはチャンス」というケチ根性が作用し、「やっぱりもらいたい」ということになったのです。  正直、もらった当初から、オデッセイへのクルマとしての愛情はそこまで強くなく、オデッセイの他にセダンが欲しいなどと思っていました。
次のページ
誰かとの思い出が詰まったクルマ
1
2
3
4
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ