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生産終了のホンダ・オデッセイ。中古車相場は意外な高評価

誰かとの思い出が詰まったクルマ

ホンダ オデッセイ

もらったときから外装がボコボコだったので、免許取り立ての友人にも運転させた。

 しかし、今となっては、この初代オデッセイが「だれかと共有した思い出」が一番多かったクルマだということに気づき、すごく良い経験を与えてくれた1台だったと思っています。  私がこれまで所有したクルマの中には、ロールスロイスやNSXといった高級車があるわけですが、それらには基本的に1人で乗っていたわけで、誰かとどこかへ行ったという記憶はありません。また、そのようなクルマに対する印象深い思い出も、一人で洗車をしている情景だったりします。  そういった意味では、初代オデッセイは、“誰かとの思い出”が詰まったクルマであるわけで、セダン好きということを抜きにしても良いクルマだったなと思います。

初代オデッセイの今の相場

 さて、ここからは初代オデッセイの現在の中古相場についてお伝えしたいと思うのですが、調べてみたら「意外な評価」を確認することができたのです。  まず、初代オデッセイには、前期と後期があり、前期がRA1、RA2、後期がRA3、RA4であります。RA1とRA3がFF、RA2とRA4が4WDで、前期が2.2L、後期は2.3LのVTECとなっています。  なお、1998年には、豪華バージョンの「プレステージ」が登場。プレステージには3リッターエンジンが搭載されており、これがRA5であります。  私が所有していたのは、前期の4WD、RA2だったのですが、個人的には、このプレステージが好きだったので羨ましいと思っていました。  実は、今でもプレステージ(特にVZ)は機会があったら購入したいと思っているのですが、もはや初代の年式は、個体数が減っており、私が免許をとった2004年当時とは打って変わって、入手難易度が高いクルマとなっています。  そうなると、中古車相場が以前よりも上昇してそうだと思うところですが、実際のところどうなっているかというと、思ったほどは高くなっていませんでした。
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中古車相場が高くなっている年式
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう


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